【本田翼インタビュー】失敗恐れずに向き合った“新しい扉” 高橋一生＆橋爪功から学んだこと

― 高橋さんとはどんな会話をしますか？

このドラマは食べるシーンが多いので「今日のあのシーンでは何を食べるかな？」とか、あとは健康についてのお話だったり。とにかく知識が豊富な方で、聞いたら何でも答えてくださるし、1聞いたら10の知識で答えてくださるので楽しいです。

― 高橋さん・橋爪さんに対して、前作から通して感じたこと、さらには新たに発見した魅力はありますか？

とにかくお芝居が面白いです。たまに、普通に見入っちゃって「あっ私のセリフだった」となってしまうくらいです。

― その中で特に印象に残っているシーンは？

1話で、橋爪さんが「その通り」っていうセリフを「Exactly」って英語で言い出したことです。もちろん台本になかったことなんですけど、急に英語が喋れる設定にされていたので頭の中が宇宙なんだなって思いました！

― お2人との共演で刺激を受けたこと、学んだこととはありますか？

例えば、短いセリフでも間を取って大きい声で言うと見え方や聞こえ方がまったく違う印象になるので、“間“についての学びがありました。あと、これは毎日感じることなんですけど、自分で想像していたシーンの動き、流れ、終わりとは全然違うことをされるので、どんなことが来ても慌てずに受け入れられるように、ちゃんと準備だけはしておこうと思ってます。

― 今のところは困ったことはなく、スムーズに？

監督がよく困ってます（笑）。

◆本田翼、新たな扉への挑戦「逃げちゃダメ」

― 続編発表時、本田さんは見どころとして「会話劇の応酬」を挙げていました。演じていて難しさを感じることはありますか？

何か大きい事件が起こるとかではないホームドラマだからこそ、会話劇でいかに視聴者の方に楽しんでもらうかがポイントだと思っています。一辺倒にはならないようにしたいけど、おかしな事をやりすぎても変だし…そのバランスを取るのがすごく難しかったです。

― 同じコメントの中で「前作の撮影で学んだことは失敗を恐れるなということ」とも仰っていましたね。

とにかくセリフの量が多いので前回は間違えないように慎重になる部分が多かったんですけど、今回はそこを乗り越えて、今までのセリフとは違う言い方をしてみようとか、新しい扉を頑張って開こうっていう意識を持つようになりました。

― 実際にその学びを活かして成長を感じる瞬間はありますか？

1つの役を多角的に考えられるようにはなったかもしれないです。