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「アンメット」高評価の理由5つ 手術シーン・日記に隠された演出…キャスト自ら出演交渉からオーディション発案まで

モデルプレス / 2024年4月29日 20時10分

杉咲花「アンメット ある脳外科医の日記」第1話より(C)カンテレ

【モデルプレス=2024/04/29】女優の杉咲花が主演を務めるフジテレビ系月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(毎週月曜よる10時~)。第1話放送後、X(旧Twitter)上でタイトルが世界トレンド1位を獲得するなど大きな盛り上がりを見せた本作は、ドラマファンをはじめ幅広い層にリーチし高い評価を得ている。ここでは同作が視聴者に刺さる理由を紐解く。

◆杉咲花主演「アンメット ある脳外科医の日記」

原作は、講談社「モーニング」で連載中の「アンメット-ある脳外科医の日記-」(原作:子鹿ゆずる/漫画:大槻閑人)。事故によって記憶障害という重い後遺症を持つことになった主人公・川内ミヤビ(杉咲)が、目の前にいる患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマだ。

キャストやストーリーはさることながら、同作の大きな強みとして、キャストが演出にダイレクトに関わっている点が挙げられる。ここからはキャスト陣のこだわりを中心にピックアップする。

◆1.原作と異なる主人公

まず前提として、原作漫画における主人公は、アメリカの大学病院から赴任してきた脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)だ。しかし、同ドラマではあえてミヤビを主人公としてストーリーを展開。記憶障害を題材にする中で、どうしてもその部分に目を向けてしまいがちだが、ここでは、ミヤビの記憶障害にフォーカスが当たるばかりではなく、丘陵セントラル病院で1人の脳外科医として働いている点に重きが置かれており、自身だけではなく患者の人生とも向き合う姿が描かれている。

この設定について、元脳外科医の原作者・小鹿ゆずる氏は、同局のドラマプロデューサー・米田孝氏との対談で「僕の中ではミヤビこそが、この作品の中でいちばんの人格者。表立ってはいないけれど、自然と周囲の尊敬を集めるような人物に描いてきたつもりです。ただ、女性の心の内を描くとなると難しくて、正直、思うように書けなかった部分も。そんなときに、関西テレビさんから『ミヤビを主人公にしてドラマ化したい』とお話をいただいたんです。実はドラマ化のオファーはほかにも数社あったのですが、ミヤビを主人公にと提案してくれたのはカンテレさんだけ。それはおもしろそうだとワクワクしましたし、主人公ともなれば、僕が描きたかったミヤビをしっかり描いてもらえるのではないかと思いました」とコメント。原作とは異なる設定だが、このアイデアこそがミヤビの胸の内をより細やかに映し出し、彼女の魅力を引き出すきっかけとなったのであろう。

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