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萩原利久、杉咲花と5年ぶり再共演「十二人の死にたい子どもたち」から変わらぬ尊敬の想い「僕らの世代の中で飛び抜けている」【「朽ちないサクラ」インタビュー前編】

モデルプレス / 2024年6月17日 7時0分

5年間での互いの変化を聞くと、自身に関しては「当時19歳だったので、そこから5年も経ったら多少は変わっていると信じたい(笑)」と回答。「とはいえ『十二人~』のときの杉咲さんは役柄的にあえてコミュニケーションを遮断する部分もおそらくあったと思っていて。逆にあれだけ同世代の人たちが集まっている中で、そこもしっかり自立していらっしゃる部分に僕は感化されていたのですが、そういう雰囲気だったので、意外と今回2度目でも初共演みたいな感覚でした。だからなんだか面白かったです(笑)。そういう意味では、初共演の時とはそもそも何もかも違っていた気がします」

◆杉咲花とのオフの時間が活きた2人きりのシーン

杉咲との再会の瞬間を「『久しぶり』とは言いつつ、どこか初めましてみたいな空気感だったと思います(笑)」と思い返す萩原。2人きりのシーンも多いが、合間には役作りや芝居についてというよりは他愛もない会話をしていたという。

「『昨日は何食べた?』とか、現場で目に映ったものについて話したり。でも初日が車の中でのシーンで、いきなり閉鎖された空間に2人で入ることになって、もうとにかく話すしかない!みたいな感じでした(笑)。それこそ『十二人~』のときの話とか、ざっくばらんに話していた気がします。だからある意味、本編のテンションに引っ張られない会話をしていました」

その何気ないやりとりは、劇中の泉と磯川の関係性を構築する手助けをしてくれた。「バディとして行動をともにする役ですし、(劇中で)描かれていない部分でも時間を共有していた間柄である以上、短い撮影期間でもそうやって気楽に、当たり前に、コミュニケーションが取れる状態であったというのは、少なからず良い影響があったのではないかなと。それがどう良くなったか、どのシーンに表れているのかは明確にはわからないですけど、なんとなく2人で歩いているところや、むしろ言葉じゃない雰囲気や空気感、会話のテンポなどにもしかすると出ているのかなと、今振り返ってみると思います」

だからこそ空気づくりは特に意識しなかった。「もし観た人が2人の良い空気感を感じてもらえたとしたら、そういうオフの部分での雑談などが良い空気感をつくるアクセントになっていたのかな。結果論ですが、僕はそう思っています」

◆萩原利久が語る磯川のテーマ&恋心のバランス

磯川を演じるうえでのテーマは「とにかくクリーンであれるか」。「あれだけ色々な個性ある登場人物がいる中で、磯川って本当に色で言うと白のような人。起こること一つ一つをありのままに受け止める子かなと思っていて。だからこそ濁りがあるとちょっと違うニュアンスに見えてしまうと感じていたので、いかに白くクリーンであれるか…純粋というか、ピュアというか、ジャストな言葉が見つからないですけど、とにかく濁りなくやることがテーマでした」

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