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「光る君へ」松下洸平が語る周明のまひろ(吉高由里子)への本心と葛藤「ずっと孤独だった」議論重ねた演出明かす

モデルプレス / 2024年6月16日 20時45分

そして、陶器の破片で脅し、道長へ文を書くよう迫るシーンではまひろに拒絶されてしまった周明。その行動について「自らの出世欲や朱仁聡の期待に応えたいという思いとの葛藤により、張り詰めていたものがプツンと切れ、心がぐちゃぐちゃになってしまった瞬間の突発的な行動だったのかな」と振り返った。

周明のまひろへの恋心をどこまで見せるか、演出担当と何回か議論を重ね相談する中で、「彼女との人間関係が壊れてしまった後に『まひろのことを慕っていたのか…』と自覚する方がドラマチックではないかとの結論に至り、今回の芝居につながりました」と、朱から「お前の心の中からは消え去るとよいな」と言われたとき、まひろに対して淡い恋心を抱いていたことに初めて気づかされるという演出をつけたと明かしている。(modelpress編集部)

◆周明役:松下洸平コメント全文

・まひろの人物像や印象について

自分の知らない世界に大きな好奇心を持ちながら、型にはまらない生き方を望むたくましい女性という印象を持ちました。まひろのどこか軽やかさのある人柄や宋の言葉を積極的に学ぼうとする姿勢に、周明の心には少なからず特別な感情が芽生えていたと思います。自分と同様に辛い過去があるのにも関わらず、明るく天真爛漫に振る舞う様子は周明にはまぶしく、太陽のような存在に映ったのかもしれません。

・まひろを利用しようする周明の気持ちについて

周明は見習い医師ではありますが、宋と日本の交易を結ぶという密命を背負って上陸しました。その目的を果たすために、まひろを利用しようと企んで接近したことは確かです。けれども彼女に近づけば近づくほど、「今までの人生にこういう人と出会っていたら、自分の人生は変わっていたかもしれないな」という気持ちを抱くほどに心の変化がありました。

彼は日本にいたときも宋で働いていたときもあまり心を開かなかったと思いますし、ずっと孤独だったはず。そんながちがちに固まっていた自分の心をまひろの笑顔が少しほぐしてくれたような気がします。だからこそ彼女と話すときにふと見せる、周明の優しそうな表情は決して嘘ではなかったのだと思います。

・まひろを脅し、左大臣・藤原道長へ文を書くよう迫るシーンについて

陶器の破片で脅し、道長へ文を書くよう迫るシーンではまひろに拒絶されてしまいますが、彼女と過ごした時間や交わした会話は周明にとって、きっとかけがえのないものでとても楽しかったのだと思います。それゆえに自分の本当の気持ちと果たすべき使命があまりに裏腹で嚙み合わない。自らの出世欲や朱仁聡の期待に応えたいという思いとの葛藤により、張り詰めていたものがプツンと切れ、心がぐちゃぐちゃになってしまった瞬間の突発的な行動だったのかなと振り返っています。

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