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杉野遥亮、Snow Man向井康二と共鳴したシーン「グッとくる」俳優として"今"求めていた場所・懸ける情熱【「マウンテンドクター」インタビュー前編】

モデルプレス / 2024年6月28日 7時0分

宮澤:正直、山に登ったことも医療モノの経験もなく、加えて山岳医療という特殊な職業で“初めて”尽くしでした。また、私が演じる鮎川玲は国内山岳看護師の資格を持っているのですが、調べたところによると、2022年の段階で日本には24人しかいないというすごく特殊な役なので、私自身と重なるところは1つもなくてとっつきにくいかなと思っていましたが、いざ台本を開いたら1話が本当に面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。大きな意味では医療モノなのですが、生と死を分けるような段階になったとき、人はどういうプロセスで判断を下していくのか、実際に山に登っている人たちはどういう人たちなのか、その山を登った人たちを治療する人たちはどういうものか、と大きな物語の中の核が人間ドラマであり、人を支える人の話でもあるなと台本を通じて感じました。都会に住んでいるとあまり感じないけれども、山と共存して生きていくというのはどういうことなのか。医療モノとしてテクニカルが素敵なところやヘリコプターが登場するエキサイティングさもあるのですが、根底に流れているのは日本で生きていく日本人たちがどうやって山と向き合って生きていくのかという大きな物語で、すごく惹かれました。

私が演じる役は、山と生きてきたけれど大きなトラウマとなる事件が起きたことによって、山との向き合い方が分からなくなってしまった女性です。山に登らない人間としては、必死に体力作りとたくさんのリサーチをすることでしか近づけないなと考えていました。1話を観ていただいた段階では、「ちょっと怖いな」「初めて来た職場で社員がこんな塩対応だったら最悪」と歩の気持ちに寄り添うと怖い同僚だと感じると思うのですが、彼女の中にある真面目で真っ直ぐでピュアな一面、感情の揺れ動きや成長、変化を、回を重ねるごとに表現できたらいいなと思っています。

向井:いいコメントでしたね。

宮澤:ありがとう。

向井:最後ですか…(笑)。山岳医療がテーマで医療モノなのですが、その中にある一人ひとりのストーリーがあります。僕は歩と同級生で歩の過去を知ったうえで今頑張っている姿やお酒を飲んでいる姿を見るので、撮影はまだ1日目ですが、見ていてグッとくるものがありました。当たり前のことですが、人と人の関わり、繋がり、そして命の大切さも大切やなと改めて考えさせられるドラマです。「家族にはいつでも会えるやん」と思うじゃないですか?でもきっとこの作品を観たら「会えるときに会おう」と感じると思いますし、小さな人の繋がりなどの大切さが伝わってくれたらいいなと思います。

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