伊藤沙莉、朝ドラ「虎に翼」撮影で「もがいていた」森田望智にも感謝「もし私1人だったら、どうなっていたんだろう」
モデルプレス / 2024年7月5日 12時0分
【モデルプレス=2024/07/05】女優の伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)の第12週から14週を振り返り、各シーンへの思いや撮影での出来事を語った。
◆伊藤沙莉、印象深いシーン語る
― 東京家庭裁判所判事補・最高裁判所家庭局事務官としての歩みがスタートして早々に、よね(土居志央梨)や轟(戸塚純貴)と再会しましたね。
伊藤:寅子としては、2人と再会できてすごく嬉しかったです。それと同時に、失った信頼をどう取り戻していくかという試練もあって。やっぱり彼女は、何においても女子部の存在が軸にありますし、特によねさんは1番の戦友でしたので。だから、来るなと言われても何度も会いに行くんですよね。演じている私ですら、「もうやめたら!?」と思うくらい。よねさんは彼女のなかで大きな存在ですし、どこかで繋がっていると信じているから、寅子は諦めきれないんですよね。
― この週で、演じていて印象深かったシーンを教えてください。
伊藤:戦争孤児たちがたたずんでいる道を歩くシーンはよく覚えています。道男を探している場面だったので止まらずに歩かなければいけなかったのですが、子どもたちがどんな思いでそこにいるんだろうと考えたら、立ち止まらずにはいられなくて。トラちゃん(寅子)ではなく私個人として、通り過ぎることが冷たいと感じてしまったんですよね。でもそれは表面上の優しさで、私自身の甘さだなって。もしこれが現実の世界だったら、立ち止まって何かするよりも、もっと広い視野でこの子たちを助ける解決方法を探らなきゃいけないと思うので。撮影中はそんなことを考えながら、もがいていました。
― 週の終わりには、はる(石田ゆり子)が突然の死を迎えます。
伊藤:ここは特に、花江(森田望智)のありがたみを感じましたね。一緒に泣いて、母を弔ってくれる親友が家族としていてくれる。それがこんなにありがたいことだったんだと、寅子は母の死をもって実感したんだと思います。撮影では、望智の存在がすごく支えになりました。日記を燃やすシーンでは、炎に日記をくべるお芝居をしなきゃいけないのに、なかなかできなくて。もし私1人だったら、どうなっていたんだろう。望智に感謝です。
◆伊藤沙莉、歌唱シーン振り返る
― 第65回(6月28日放送)では、寅子が歌うモン・パパに合わせて登場人物たちの思いが交錯するシーンもありました。
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