timelesz、新体制後初アリーナツアー横アリ最終公演レポート サプライズゲスト・新たな試み…体現する過去・現在・未来【We’re timelesz LIVE TOUR 2024 episode0】

また23日の公演には、Sexy Zoneに幾度と楽曲提供を行ってきたアーティストのiriがサプライズ出演し「make me bright」で共演。ライブでは初めてとなるフルコーラスで歌唱し、timeleszの良さはそのまま、iriが入ったことによって会場の雰囲気もガラリと変わり、4人の歌声に酔いしれる瞬間だった。

◆timeleszとして新たな挑戦掲げる【現在】

ライブ中も目を合わせて踊ったり、3人でくっついて同じトロッコに乗り込んだりと随所に絆を感じるが、MCでは特に3人のコンビネーションの良さが際立つ。実直さがトークにも表れる佐藤、明るく盛り上げる松島、弟たちを見守る優しい眼差しを向けながらもトークの主軸を担って円滑にバランス良く回していく菊池。無理なく会話のテンポや息がぴったりなのは、3人が対等に話しているからこそ出せる空気感であるが、合間に見せる年下の佐藤と松島からの菊池への信頼度にもほっこりとする。

また、グループ名の変更と同時に新メンバーオーディション「timelesz project」を立ち上げ、前代未聞の新たな挑戦をスタートさせているtimelesz。2025年初頭に新メンバーを決定する見込みと発表していることから、今回のアリーナツアーは3人では最初で最後かもしれないツアーに。挨拶では、新たな挑戦に踏み出すことへの本音と決意が語られた。

「3人で立つ最初で最後のツアーかと思います」と伝えた松島。「本来なら僕らがみなさんに勇気とか希望を届ける立場なんですけども、いつも結局みなさんからもらって帰る。みなさん1人1人が持っているパワーってすごいんだよ」とファンと会える大切さを話し、「僕らにかけてくださる時間っていうのは本当にどれも貴重で。1日の中でみんなはね、僕らのことを考えてくれていると思うんですけど、我々も毎日みんなのことを考えてますから。だからこれからもみんなといろんな時間を共有して、素敵な時間を過ごしていきたいなって思いました」と真っ直ぐに伝えた。

佐藤は「このツアーで毎回思えていることは、この状況をファンのみんなが支えようとしていることがすごく僕たちに伝わってきて。僕たちが支えなきゃいけない立場なのに、みんなが支えてくれて本当に感謝しています」と感謝。「timelesz」のグループ名についても「timeleszの頭文字が『t』で、アルファベットで数えていくと『u』の前が必ずいつも『t』です。『u＝you』はあなた。あなたの前にいつもtimeleszがある、そんな思いも込めています」と説明し、「絶対みんなの目の前にいるグループになりたいと思います」と名前を体現するグループになることを誓った。