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Netflix「地面師たち」尼さん役、メイクは毎回2時間半 強烈インパクトを残した女優・松岡依都美にインタビュー

モデルプレス / 2024年8月3日 12時0分

松岡:ビジュアル作りはメイク含め2時間半ほどかかっていたと思います。撮影はまとめて撮る日はほとんどなく、毎回一から作っていました。作るのも時間はかかりますが、剥がすのも結構時間かかりましたね。夏場の撮影だったのでなるべく本当の頭皮(笑)から汗をかかないようにと、メイクさんたちがギリギリまで首回りなど冷やしてくれていました。

◆松岡依都美、般若心経の暗記に苦労

― 尼僧の姿とは異なる裏の一面が発覚したことで大きく物語が動いていきますが、二面性のある役柄を演じる上で意識したことを教えてください。

松岡:脚本がそのように描かれていたので意識したということではないかもしれませんが、尼僧の時は粛々と、淡々と。夜の顔の時はいかに女としての欲望を素直に出せるかというギャップを表現できたらいいなと思っていました。

― 般若心経を唱える長台詞に加え、ホストたちや綾野剛さんとの体当たりベッドシーンなどもありましたが、最も撮影が大変だったのはどの場面ですか?

松岡:撮影自体、私自身大変さはあまり感じませんでした。絡みのシーンの撮影の時は共演者もスタッフもとても気遣ってくれて丁寧に作り上げてくれましたし、般若心経のシーンも集中させてもらえる環境下にありました。何よりも心配だったこと…それは般若心経を覚えるということでした(笑)。仏事指導の方に覚えるコツを聞いたら「ひたすら唱えることしかありません」とのことだったので、とにかくひたすら唱えていました。おかげで今でも唱えられます(笑)。

◆松岡依都美、綾野剛との再共演で刺激

― 同作には日本のエンタメ界を代表する俳優さんが集結しています。そんな方々との共演シーンで刺激を受けた出来事を教えてください。

松岡:綾野剛さんとは映画「日本で一番悪い奴ら」(2016)以来だったのですが、今回ある意味がっつりと絡ませていただきました。そして、改めて、彼のストイックな役との向き合い方や、凄まじい集中力、アイデアの引き出しの多さ、スタッフや共演者への気遣いなど、役者としても人としてもとても素晴らしく、ものすごく刺激をうけました。

― 今作をきっかけに初めて松岡さんを知った方もいらっしゃると思います。改めて松岡さんの俳優活動のきっかけとこれまでの経歴、今後どのような活動をしていきたいかをお聞かせください。

松岡:高校生の時に市民ミュージカルに出演したことが一つのきっかけとなりました。そこで、表現することの楽しさを味わい、本格的に勉強したくなって、大阪芸術大学舞台芸術学科へ入学しました。4年間舞台の勉強をして、やはり舞台を中心にやっていきたかったので文学座を受験しました。運良く合格出来て今に至ります。まさか自分が映像の世界に行けるとは夢にも思っていなかったので、今こうして映画やドラマに出演できることを本当に感謝しています。これからも舞台を中心にしながらも、たくさんの映像作品に出られたら嬉しいです。そして見るたびに“顔”が違う人物を演じられるようになりたいです。

(modelpress編集部)

◆松岡依都美(まつおか・いずみ)プロフィール

三重県出身。文学座所属。2014年に「凶悪」で第28回高崎映画祭 最優秀新進女優賞、2020年に「きらめく星座」「五十四の瞳」で第55回紀伊國屋演劇賞 個人賞を受賞。 近年の主な出演作品に、舞台「たわごと」「夏の砂の上」、ドラマ「地面師たち」(Netflix)、映画「遠いところ」「正欲」「親のお金は誰のもの 法定相続人」「万引き家族」など。8・9月にはイキウメ「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」の出演を控える。

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