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鈴木亮平&有村架純、兄妹役で初共演 直木賞受賞作「花まんま」映画化決定

モデルプレス / 2024年8月7日 6時0分

本作について「ただ大切に思うそれぞれの心が可笑しくて温かくて」と話す有村が演じるのは、奇妙な記憶と<秘密>を抱えた妹の役。劇中では兄・俊樹(鈴木)のことを「兄やん(にいやん)」と呼ぶが、初共演となる鈴木との現場について「兄やんとの日々はとても不思議でした。生まれた時から一緒にいるような、本当なら無いはずの兄やんとの時間がそこにはありました」と振り返った。ともに関西出身ということもあり、舞台設定地域である関西圏の軽妙な台詞回しはもちろん、撮影現場でのちょっとした打合せや休憩時間においても自然体で会話する場面が多く見受けられた。

◆前田哲監督、鈴木亮平&有村架純は「本当の兄妹のよう」

監督は、最新作『九十歳。何がめでたい』が現在ヒット中でもあり、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年)や『そして、バトンは渡された』(2021年)など、人の心の揺れ動きに対する繊細かつ真摯な眼差しと豊かな表現力にも定評のある前田哲。原作の映像化企画を長年出版社へ提案し続け、ラブコールが実を結んだ形となる。「ずっと心から離れない『大切な愛しい人を思い続ける』切なくも優しい物語を、映画でも皆さまにお届けしたいと思い続けていました」と自身の思いを表すとともに、「初顔合わせの2人、鈴木亮平さんと有村架純さんが、数十年も一緒に暮らしてきた本当の兄妹のように、スクリーンの中で存在しています」とキャスト陣の仕上がりにも自信を見せた。

また、原作の朱川湊人も今回の映画化に際して「原作をそのままに生かしつつストーリーを膨らませ、見事に世界を広げていただきました。私の手が届かなかったところにまで気持ちが届いていて、原作者冥利に尽きるというものです」とした上で、「存在感のある出演者の方々には期待が高まるばかりで、まさに私一人では見ることができなかった『花まんま』です」と高揚感を表した。

◆「花まんま」ファーストビジュアル解禁

さらに解禁されたのは、鈴木・有村が演じる兄妹それぞれの表情とともに、子どものままごとで作った“花のお弁当”を意味するタイトルアイテム『花まんま』を写し出したファーストビジュアル。兄・俊樹、妹・フミ子の朗らかな表情と、『花まんま』を包む小さな手がまるでプレゼントを渡しているかのような印象的なショットが切り取られ、春風のような温もりとともに、大切な人へ贈り届ける想いの交差を感じ取ることができる。(modelpress編集部)

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