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「虎に翼」‟残したかった”カットシーン、脚本・吉田恵里香氏が公開 LGBTQ+描写への思い「昔から存在したのです」

モデルプレス / 2024年8月21日 15時28分

航一「……女性の同性愛の方も?」

遠藤「勿論大勢いるでしょう。ただ男性と違い、なかなか表に出てきづらい、出会いを求められない現状はあります」

航一「というと?」

遠藤「理解のある人たちが集まる雑誌を買ったり、お店で飲んだり……ある程度、時間とお金が必要ですから」

梅子「女は時間もお金も、自由にできないものね。家庭に入ってしまえば尚更」

寅子「……ここにまで男女の差があるのね」

同性愛者差別に加え、性差別の対象にもなる女性の性的マイノリティの厳しい現実について、理解を深める会話となっており、吉田氏も「このような背景から女性の同性愛者の方々の資料は、この当時も驚くほど少ないようです。(もちろんゼロではありません。明治大正時代の女性の同性愛者の記録も存在しています)。今現在もセクシャルマイノリティーの方々について語られる際、女性の同性愛者の存在があとまわしにされがちな部分があると思います」と私見。「みなが平等で対等な社会になる道のりは、まだまだ遠いと思いますが、それでもできることをしていきたいです。誰しも何かを強要されることは嫌だと思います。それを他者にするのはやめましょうね」と切なる思いをつづっている。

◆“性別適合手術”巡るセリフに注釈

なお、劇中では山田が「私は男の体で生まれたけど、女の体になるように性転換の手術を受けました」と自己紹介するセリフがあるが、これについて吉田氏は「本作では時代に合わせて『性転換手術』という言い方をしています。ですが現在は『性別適合手術』という言い方が適切です」と説明。実際に、トランスジェンダーの人などに使われていた「性転換(手術)」という言葉は実態に合わないため、 「性別移行」や「性別適合手術」が望ましいとされている。

◆伊藤沙莉ヒロイン朝ドラ「虎に翼」

第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士である三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルに描くリーガルエンターテインメント。主人公の猪爪寅子(いのつめ・ともこ)、通称・トラコを伊藤が演じる。(modelpress編集部)

情報:NHK

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