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「虎に翼」よね役・土居志央梨、撮影期間は「私服ではスカートは1回も履いていない」役作りで髪ばっさりカット【インタビューVol.2】

モデルプレス / 2024年8月23日 12時0分

土居:オーダーも特になかったような気がしていて。「よねはこういう人物で、恵まれないところから頑張っていく人だ」というお話はありましたが、「こういうふうに演じてほしい」というのは言われなかったと思うので、それだけ「ちゃんと自分でやれよ」ということなんだろうなと考えていました。とにかく大事なのは、よねの過去を子どもの頃からちゃんと埋めていくことかなと。なのでその辺りを考えてよねの幼少期時代を演じた早瀬(憩)さんのお芝居を見ながら参考にした部分もあります。

◆土居志央梨、よね役で髪ばっさりカット

― 実際に男装したご自身の姿を見ていかがでしたか?

土居:最初の衣装合わせのときはまだ髪を切ってなくてショートヘアのカツラで合わせたんですけど、そのカツラがあまりにも似合ってなくて(笑)。皆さんに写真を見せたいくらいなんですが、前髪が全部降りたカツラを無理矢理セットしている風に上げてピンで止めていて。それが本当にコントみたいになっちゃって、「これ大丈夫かな?」「1年間やっていけるかな」とちょっと不安になったんですけど、やっぱり実際に髪を切ってからは自分でもすごくしっくり来ました。今はもうスーツ姿の自分の方が見慣れている感じです。周囲からも「かっこいい」とか「似合ってる」と言ってもらえるので自信になりますね。

髪はもう本当にずっと切りたかったんです。いつかショートヘアの役が来たときのために伸ばしていたので、むしろ「ありがとうございます」というか(笑)。嬉々として切った感じでした。

― 今話されているような普段の声に比べてよねの声はかなり低いですが、声やたたずまいで意識していることはありますか?

土居:「とにかく意思の宿った力強い声がいいな、よねに似合うな」と思っていたので、家で1人で喋ったりしながら探ったりしました。新潟編の頃など私の撮影が空いた期間があって、久しぶりに撮影をしたときはやっぱりチューニングがちょっとよくわからなくなっちゃったこともありました。低すぎてもう悪魔みたいな声になっちゃったり(笑)。そこは監督に意見を聞いたり、沙莉ちゃんとかに「今の大丈夫だったかな?」と相談しながらやっています。

またスーツを着たときにポケットに手を入れたりするのも、よねはずっとそう生きてきた人なので、今取ってつけてやっているように見えないように、慣れ親しんだ仕草に見えるようにというのも意識していた部分です。

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