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「虎に翼」よね役・土居志央梨、撮影期間は「私服ではスカートは1回も履いていない」役作りで髪ばっさりカット【インタビューVol.2】

モデルプレス / 2024年8月23日 12時0分

― 普段の生活でもよねっぽさが出ちゃったりすることも?

土居:そうですね。だからよねを演じている期間、多分私服ではスカートは1回も履いていないんじゃないかなと。現場に来るときにあんまりそういう気持ちにならなくて、染みついちゃっているんだろうなと思います。

◆土居志央梨、よねとして絶対にブレないようにしている意識

― それぞれの立場を象徴するような女性がたくさん登場しますが、よねも女性が社会進出していく時代を描く上で、すごく切り込んだポジションだと感じます。

土居:よねは自分の生い立ちもあって「弱い立場の人の絶対的な味方である」「恵まれない立場にいる人を救いたい」というのはとにかく最初からずっと一貫している人なので、そこが絶対にブレないように気をつけようと意識しています。それは戦災孤児を保護していることなどにも全部繋がると思います。

この時代はやっぱりどうしても女性が弱い立場にいるので、結果として女性の味方のようになっているんですが、考えているのは「恵まれない立場にいる人を救いたい」という気持ち。だから女性の社会進出というところとはちょっとズレてしまうかもしれないんですが、意識はそういうところに置いています。

― よねが寅子にダメ出しをする場面がすごくたくさんありますが、脚本の吉田さんの気持ちをよねが代弁しているように思いました。吉田さんがよねに託した想いを、土居さんは演じられていてどのようなところに強く感じましたか?

土居:よねがトラちゃんや女子部の皆と違うところはやっぱり、恵まれない生い立ちがあってすごく辛い過去を持っているというところだと思います。辛い過去はそれぞれにあるんですけど、その恵まれない生い立ちや“持たざる者”であるというのは明らかに違うところで、そういう役割をよねは担っていると思っています。そういう“持たざる者”の逆襲ではないですが、よねは懸命にその時代の中で這い上がっていくという面を常に持っています。

トラちゃんに対してはキツイことをたくさん言っているんですけど、私はいつもそれがよねの愛情表現だと思って演じています(笑)。学生時代からよねがずっと「鬱陶しい、鬱陶しい」と言って、それに構わずにトラちゃんが「よねさんよねさん」と来る様子が、あの2人の仲良しの証拠。戦後の時代になってまた再会してからも、基本的なところは変わってないなと思いながらやっています。

― 「うるさい、黙れ」と放つ場面が何回も登場して、そのときによって言葉の裏にある気持ちも異なると思いますが、同じセリフで違う気持ちを表現する難しさもあると思います。どのように演じ分けられているのでしょうか?

土居:「うるさい」とか「鬱陶しい」、「アホか」などの言葉は読み解いていくと全部、結局よねが嬉しいときや照れているとき、図星であることを指摘されたときなどに言っているので、その時々のよねの焦り具合や動揺のレベルを考えてセリフを発しています。

★Vol.3に続く!

(modelpress編集部)

◆土居志央梨(どい・しおり)プロフィール

1992年7月23日生まれ、福岡県出身。京都造形芸術大学在学中に受けたオーディションで、2013年に林海象監督の「彌勒」で映画デビュー。近年の主な出演作にNHK連続テレビ小説「おちょやん」(2020)、ドラマ「姪のメイ」(テレビ東京/2023)、映画「世の中にたえて桜のなかりせば」(2022)「ファンファーレ」(2023)など。

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