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「西園寺さんは家事をしない」西園寺さん(松本若菜)&楠見(松村北斗)、ラストのハグから想像裏切る展開へ 新たな表情に注目「とても愛おしく感じられます」【第9話プロデューサーコメント】

モデルプレス / 2024年9月2日 18時30分

そういう意味で、第8話はすごく難しいお話でもあったのではないかと思います。言葉にできない表現、既存の単語では表現できないものがたくさんありましたから。でも、観てくださった方の感想を拝見していたら、私たちが描こうと思っていたその「ひとつの言葉では括りきれない大きなもの」をそのまま受け取ってくださった方がたくさんいてくださって、とてもうれしかったですし、ホッとしました。

◆西園寺さん&楠見、またしても“ちょっとヘンテコな方向”へ

そんなラストから続く第9話、そこにはやはり、一筋縄ではいかない西園寺さんと楠見の姿があります。あのエモーショナルなラストから「こんなことになる!?」という展開になります。2人はどうしてもヘンテコな方向に行ってしまうんだなと。いい意味で想像を裏切るちょっと変な2人を、愛おしいと思って観ていただけたらうれしいです。

もうひとつの見どころは、西園寺さんの本当の気持ちがどこにあるかを知ってしまった横井がどう動いていくか。横井は今、視聴者の方をはじめ、多くの皆さんに愛されているキャラクターに育っているので、そんな彼がどんな答えを出すのか注目していただきたいです。西園寺さんを想う気持ちが本物だからこそ、横井には彼女の全てを受け止める覚悟がある。昔の横井だったら違ったのかもしれませんが、今では、自分の気持ちを態度と言葉で示せる人になってきてもいる。それはやっぱり、西園寺さんと再会したからなんですよね。だからこそ、西園寺さんの心の中に誰がいても、何があっても受け止められる横井を描きたかったんです。

なかでも、私自身が原作の中でも大好きなエピソードがあります。彼の人柄と生き方と、そして他者への愛情の注ぎ方を全て表しているようなとても素敵なエピソードです。それを津田さんに演じていただけるのがうれしい限りです。津田さんの声の美しさは皆さんご存知の通りですが、丁寧に思いを紡ぐ言葉が津田さんのお芝居と声で語られることで、より横井の誠実さや優しさがじんわりと伝わったと思いました。「横井さんって本当に素敵な人だな」と思っていただけると思いますので、ぜひご期待ください。

◆西園寺さんの“人間らしさ”を松本若菜が熱演

そして、グランピングのシーンも第9話の見どころ。「レスQ」のチームワークも見える楽しい場面ではありますが、その“楽しい”の裏にあるそれぞれの想いが随所に感じられると思います。若菜さんも松村さんも津田さんも、役の中にある想いをふとした表情ですごく素敵に演じてくださっていて。どのキャラクターにも、綺麗事ではない想い…やきもちや戸惑いみたいなものがあって。すごく人間らしい表情が見えた気がします。

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