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福本大晴、悲しみは「乗り越えなくてもいい」「立ち止まっても歩き続ける」新たに描いた夢を語る【モデルプレスインタビュー後編】

モデルプレス / 2024年10月16日 0時0分

◆福本大晴の悲しみを乗り越えた方法「普通に笑っていられるだけで、本当に幸せ」

― いろいろな経験をされてきたと思いますが、福本さんがこれまでの人生の中で悲しみを乗り越えた方法を教えてください。

福本:僕はそんなに強くないので、乗り越えられないです。常にそういう感情を抱えながら生きている気がします。僕は人より記憶力が良くて、一度覚えた振り付けは忘れないとか良い部分はありつつ、忘れたいこともずっと憶えてしまうという悪い部分もあるので、無理に乗り越える必要はないのかなと思います。たとえば仕事で怒られることがあっても、それを乗り越えるよりもエネルギーに変えるしかないなって。(少し考えて)…でもこの答えは優しくないですよね(苦笑)。だけど乗り越えようとして辛くなるくらいだったら、乗り越えなくてもいいというのは1つのアドバイスです。

「悔しい」とか「辛い」とか、みんないろいろな感情を抱えながら生きていると思うのですが、僕は健康で過ごせて、美味しいご飯が食べられて、普通に笑っていられるだけで、本当に幸せだし得をしているなと思います。あとは幸せの基準を下げるというのが大事です。他人と自分を比べない。もちろん目標を作るうえで「あの人はこれだけすごいことをしているから、僕も頑張ろう」というふうに思うことも時には大事ですが、辛い時はどうしてもそこにフォーカスしてしまって、目の前にある幸せに気づくことができない。だけど冷静に考えてみたら、圧倒的に幸せなことのほうが多いと最近めちゃくちゃ思うんです。落ち込んだ時こそ、自分の幸せに目を向けるようにしています。僕は幸せ者です。

◆福本大晴の夢を叶える秘訣「継続すること」「歩き続けること」

― 先ほど「夢」と「ファン」を大切にしているというお話もありましたが、これまでの活動を通して、今の福本さんが思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。

福本:僕は自分の夢を叶えていないので、“こうしたらいいんじゃないか”と思っていることなのですが、やっぱり継続することが大事だと思います。世の中には物事を継続できる人が少ないと思っていて、途中で少し挫折しても、自分が信じた道や見た夢は放棄せずに続けること。それを続けていれば、絶対に夢は叶うと思っています。諦めたら「叶えられなかった」で終わるけど、目指すべき道が決まっていれば、その途中は夢が叶うまでの過程になるので、それの積み重ねなんだと今回ツアーを通して改めて思いました。

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