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北川景子“女性プロデューサー”の生涯描く 直木賞受賞作「花のれん」ドラマ化決定

モデルプレス / 2024年10月23日 5時0分

北川景子(C)テレビ朝日

【モデルプレス=2024/10/23】直木賞受賞作「花のれん」が、2025年テレビ朝日系でドラマ化決定。主演は女優の北川景子が務める。

◆山崎豊子氏作「花のれん」ドラマ化決定

「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」(新潮文庫)「大地の子」(‎文藝春秋)など、社会問題に鋭く切り込んだ数々のベストセラー小説で知られる作家・山崎豊子氏。映画やドラマなど映像化された作品も枚挙にいとまがなく、テレビ朝日開局60周年記念5夜連続ドラマスペシャル「白い巨塔」(2019年)、2夜連続ドラマスペシャル「女系家族」(2021年)も反響を巻き起こした。

今なお人々を魅了する山崎氏の“生誕100年”を記念し、初期の代表作であり、直木賞受賞作でもある「花のれん」を、北川主演で完全ドラマ化。明治~昭和という激動の時代、“女性プロデューサー”の先駆けとして道を切り拓いた稀代の女性興行師・河島多加(かわしま・たか)の生涯を描く壮大なヒューマンドラマが誕生する。

◆北川景子“エンタメ界の母”演じる

21歳のとき、大阪・船場の呉服店に嫁いだ主人公・多加。しかし、怠け者の夫・吉三郎は花街、寄席通いに明け暮れ、経営は傾く一方であった。「いっそ、道楽を本業に」と多加が勧めたのをきっかけに吉三郎は場末の寄席小屋を買い、夫婦で寄席商売をはじめることに。ところが、吉三郎は愛人を作った末にあっけなく他界。多加は亡き夫が遺した借金のため、より一層、寄席に注力。持ち前の根性と商才で小屋を拡大し、大阪の街に笑いというエネルギーを届けていく。そんな中、多加は窮地を救ってくれたある男性客に淡い恋心を抱くことに。

本作の原作は、山崎氏が吉本興業の創業者・吉本せい氏をモデルに、ショービジネスに人生を捧げた1人の女性を情緒豊かに描き上げた傑作小説。せいさん、つまり多加は今でいう“オーディション制”をいち早く採り入れ、“物販”でファンを獲得して勢力を拡げるなど、現代のエンタメ戦略の土台を作り上げた“日本エンターテインメント界の母”ともいうべき人物である。同時に、妻として、母として、1人の女性として悩みながらもエネルギッシュに時代を駆け抜けた彼女は、日本女性の新たな生き方を切り拓いた先駆者ともいえる存在。その生き様は色あせるどころか、今を生きる令和の女性たちが目指す姿ともいえるのではないか。

また、多加が寄席商売を続ける上で心に決めていたのは、近年揺れに揺れているエンタメ界で忘れられがちな“人を大切にする”という原点。義理、人情、恩義に厚い多加の姿を通し、日本人が失いかけた“心”をもしっかりと描き、彼女が手塩にかけて育てあげたエンターテインメントの素晴らしさを伝えていく。さらには華やかなショービジネスの陰で多加の心にひそかに明かりを灯した淡い恋も描写、女性としての葛藤も浮き彫りにしていく。多加が心の奥底に秘めた恋の相手と、その行く末とは。そして人を愛し、人を大切に思い続けた彼女が最後まで追い求めたものとは。涙、笑い、感動に満ちた“日本初の女性プロデューサーの一代記”ともいえる物語が綴られていく。

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