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二宮和也「インフォーマ」出演決意に“ある人”の存在 ハードスケジュール乗り越え直接連絡「本当に縁があった」【インタビュー前編】

モデルプレス / 2024年10月28日 12時0分

二宮:語弊を生むと思いますが、桐谷健太じゃなかったら出ていないかもしれません(笑)。健太くんに出てほしいとお願いされて「こんなに言ってくれているし行ってみよう」「こんなに呼んでくれているんだからスケジュール関係なしに行った方がいいんじゃない?」と最後は熱意が勝ったような感覚ですが、やっぱり人に頼られるのは1人の人間として嬉しいものですよね。作品の面白さや評判の良し悪し関係なく、桐谷健太が呼んでくれたからという本当にシンプルな理由です。

― 本当に桐谷さんのお陰なのですね。

二宮:そうですね。初めてABEMAにも来られて、また日本刀を持った般若さんが走り回っているような狂った現場をずっと見ていることができて(笑)、新たな世界が広がっていることを知りました。この作品じゃないと出会えない方も沢山いて本当に貴重な経験でしたしすごく贅沢でした。撮影期間が短かったからこそ、より夢のような時間を存分に味わうことができました。

― お話を聞いていて桐谷さんへの厚い信頼が伝わってきますが、二宮さんから見た桐谷さんの魅力を教えてください。

二宮:とにかく健太くんは裏がなくて、“この人信用できるな”と感じる瞬間が多いです。特にそう思った理由は、動物があまり吠えないから(笑)。あと、長瀬くん(長瀬智也)とすごく仲が良いのも僕にとって信頼できるポイントです。長瀬くんは、意外と天然でマイワールドが強い方なので、きっと芸能界以外での趣味で繋がった交友関係が広いタイプだと思うのですが、健太くんとは本音でぶつかれるくらい近い存在なんだなと。僕も一緒に作品をやっていく中で、あの人はポジティブで真っ直ぐで“自分はこうしたい”と常に本音をぶつけてくれますが、ちゃんと苦悩も抱えているんだなと感じるんです。本当にこれでいいのかという葛藤、どうやったら監督の意見を自分に落とし込めるのかという悩み…人があまり見せたくないような部分を、隠さずにありのままで共有して前に進んでいく姿を見ていると、やっぱり嘘をつかない人で、そんなところが昔から変わらず好きです。ただ、作品の出来上がりを見ると一流で、ちゃんと作品にミートしているし、変な意味で他の人の邪魔をせず、自分のあるべきポジションに居られる人なんですよね。

特に映画「ラーゲリより愛を込めて」(2022年)で共演した時に感じました。言い方はあまり良くないのですが、「レギュラー捕虜A」「レギュラー捕虜B」という現場での印としての呼び方があって、健太くんは捕虜Aと撮影合間に野球や雪かきをするくらいすごく仲良くなっていたのですが、捕虜Aから嫌われている役なんです(笑)。自分がストレスなく居られる場所が決まると、そこに定住し続けるけど、自分はこうしてみたいという想いもあるんですよね。今回の「インフォーマ」の現場は、健太くんが誰よりもずっと熱い想いを持っていたと思うので、頭の中で思い描いていたピースがハマっていく瞬間は、すごく嬉しかったんじゃないかな。あの人の想いが欠けることのない、純度が高い作品になっていると思います。

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