2025年に一時休館の帝国劇場、アニバーサリーブック刊行決定 堂本光一・松たか子・京本大我・生田絵梨花ら191人が想い出語る
モデルプレス / 2024年11月4日 4時0分
◆「レ・ミゼラブル」初演メンバーからの証言
1987年に、帝劇初の全キャストオーディションにより、フランス語、英語に続く3カ国語目の日本語での初演を果たした『レ・ミゼラブル』。その初演はジャン・バルジャン役とジャベール役を、2人の俳優が交互に演じるという、世界でも類を見ない挑戦だったその初日にジャン・バルジャン役を演じた滝田栄と、ジャベール役を演じた鹿賀丈史が、帝劇公式書籍に登場する。
滝田は23年ぶりに帝劇の稽古場を訪れ、初演のファンテーヌ役・岩崎宏美、エポニーヌ役・島田歌穂、初演から現在まで音楽監督を務める山口琇也と23年ぶりに再会。初演の苦闘を語りあい、2024-2025年カンパニーへエールを送る。
鹿賀は2024-2025公演のジャン・バルジャン役・吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋と対面し、ジャン・バルジャンを演じる者同士だから理解しあえる対話を実施。鹿賀はまだ観ていない、2013年から上演されている新演出版公演を観に来る、と約束をした。
オリジナル版潤色・演出のジョン・ケアードは、初演のマリウス役・野口五郎、同じく初演コゼット役・斉藤由貴と同窓会に。野口にとっては約30年ぶりの対話だそうで、オーディションから初日に向けての生の証言がたくさん繰り出した。
1997年以来長きにわたり、マダム・テナルディエを演じる森公美子、コゼット、エポニーヌ、ファンテーヌを演じた知念里奈、コゼット、エポニーヌを演じ、2024-2025公演でファンテーヌに挑む生田絵梨花の対話も。ファンテーヌ役の変化など作品の歴史を感じさせる座談会となった。
そして、オリジナル・プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュさんの人生と帝劇をリンクさせた書き下ろし手記も掲載。座談会では、今は亡き訳詞・岩谷時子さん、演出家アシスタントの垣ケ原美枝さんについても語られ、『レ・ミゼラブル』日本上演のすべてが、当書籍に込められる。
◆「エリザベート」「モーツァルト!」主演も勢揃い
2000年に初演した『エリザベート』、2002年に初演した『モーツァルト!』は、21世紀に生まれた帝劇ラインナップの代表的2作品。当書籍のために『エリザベート』主役を演じた歴代キャスト8人(一路真輝、涼風真世、朝海ひかる、瀬奈じゅん、春野寿美礼、花總まり、蘭乃はな、愛希れいか)、『モーツァルト!』主役ヴォルフガング役を演じた歴代キャスト5人(井上芳雄、中川晃教、山崎育三郎、古川雄大、京本大我/SixTONES)が帝劇に初めて一同に揃い、同じ役を演じた思い出を語った。
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