松下洸平、辛い過去を赤裸々につづった理由 現在の自分が「完成形」
モデルプレス / 2024年12月16日 20時4分
【モデルプレス=2024/12/16】俳優の松下洸平が16日、初のエッセイ集『フキサチーフ』(KADOKAWA)の出版記念トークイベントを都内にて開催し、執筆したエッセイについて語った。
◆松下洸平、初のエッセイ集『フキサチーフ』
本書は雑誌『ダ・ヴィンチ』2021年4月号~2024年1月号に掲載された連載エッセイに加え、書き下ろし2篇を収録。カバー・表紙のイラストも本人が手掛けた。本の内容は「思い描いていた未来ってこうだっけ、と自問自答した過去」「上手に芝居ができずしばらく立ち直れなくなった日」「ある一年の年末、突然思考停止してしまったこと」「僕を忘れた『じいちゃん』との大切な思い出……など、計36篇のエッセイで構成。俳優、アーティストとして駆け抜け、いま注目を浴びる松下の「素顔の記録、ひたむきに生きる日々」を真っ直ぐに綴ったエッセイ集となっている。
◆松下洸平、辛かった過去を赤裸々につづった理由
改めて完成した本を手に取り、「連載当時は割と時間と何を書くかに流されてしまいがちだったんですけど、1冊の本になったときにギュッとしたものになっていることがすごく嬉しくて3年半のすべてがここに詰まっているといっても過言ではないのでとても愛おしい気持ちになりました」と嬉しそうに話した松下。2021年の4月頃の初期のエッセイを読み返し、「『忙しい、忙しい』ばっかり言っていて、『これからもっと忙しくなるぞ』と僕は知っているから懐かしい気持ちになったし、その後に待っているたくさんの出会いと別れをまだ知らない自分がここにいて不思議な気持ちになりました」と感慨深げに語った。
今回、書き下ろしのエッセイも収録され、赤裸々な心境がつづられている。「この本を手に取ってくださった皆さんが僕のことを知ってるわけではないので、知らない人も楽しんでいただきたいと、今までの歩みを最初の方に入れるべきだとアドバイスをいただいた」と書き下ろすことにした経緯を明かし、「自分がどういう経緯でデビューして、その後何があって今に至るのかってことを割と最初の方に入れることにしました。やはり楽しかったことだけではなくて自分なりに苦しかったことや悲しかったこと悔しかったことも赤裸々に書くべきだろうなと思った」と続けた。
書くことに葛藤はなかったのか聞かれると、「逆に言えば今だからこそ書けることかなと思いました。その辛さの中にいるときは思い出したくなかったり消し去ってしまいたいと思うことの方が多いと思うんです。でも『あんなこともあったな』と思える自分にやっとなってきた」と回答。「むしろ頑張ってスーツを着て電車に乗ってオーディションに行っていたあの頃の自分がいるから、今僕はここでこうやって皆さんとお話できると思うと本当に感謝してますし、1つ1つの出来事に対して今は『ありがとう』と思える」と辛い時期を俯瞰して見ることができたとした。
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