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堺雅人、8年ぶり映画主演 井川遥共演で初恋ラブストーリー描く【平場の月】

モデルプレス / 2024年12月18日 5時0分

堺雅人、井川遥(C)2025映画「平場の月」製作委員会

【モデルプレス=2024/12/18】朝倉かすみ氏による小説『平場の月』(光文社)の映画化が決定。俳優の堺雅人が主演、女優の井川遥が共演し、2025年秋に公開されることがわかった。

◆「平場の月」映画化決定

2018年に刊行され、発行部数18万部を突破した朝倉氏による同作。男女の心の機微を繊細に描き、各紙書評にて絶賛され、第32回山本周五郎賞を受賞し、第161回直木賞にノミネートされた。35年振りに再会した中学時代の同級生同士。お互い独り身となり、様々な人生経験を積んだ2人が意気投合し、中学生以来、離れていた35年のときを埋め心を通わせていくストーリーは「こんな“大人の恋愛小説”は読んだことがない!」と多くの話題を呼び、発売当初から映像化権をめぐり、30社以上からのオファーを受け、満を持して映画化となった。

◆堺雅人、8年ぶり主演映画

主人公・青砥健将を演じるのは、堺。『半沢直樹』(2013年、20年)、『真田丸』(2016年)、『VIVANT』(2023年)と、その年を代表する連続ドラマで主演として活躍し、その圧倒的な演技力で役を演じ切る堺は、映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017年、山崎貴監督)以来8年ぶりの映画主演となる。

妻と別れ、地元に戻り印刷会社に再就職し、慎ましく、平穏に生活する、そんなどこにでもいるような主人公・青砥。堺は、近年の強烈なキャラクターから一転、等身大の実年男性を演じる。堺は本作について「原作小説の世界が素晴らしく、豊かなので、ぐいぐいと引き込まれ、何度も何度も読み返しました」とコメントを寄せた。

その青砥が中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子。夫と死別し、今はパートで生計を立てているが、中学の時に感じた大人びた線の太さを残しつつも、どこか儚く、切なさを感じる女性を井川が演じる。互いに独り身となり、様々な人生経験を積んだ2人は意気投合し、中学生以来、離れていた35年のときを埋めていく。

ある日、アパートの部屋から月を眺めていた須藤はその時何を考えていたか、青砥に問われ「夢みたいなことだよ。夢みたいなことをね。ちょっと」50歳にして初めて、自然に惹かれ合うようになった2人。やがて未来のことも話すようになる。井川は演じる役柄について「須藤の芯の強さ、意地らしさ、今ささやかな幸せを噛みしめている感じ、それら彼女の持っているものを大切に演じたいと思いました」と語った。

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