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松坂桃李「僕は強い人間ではありません」理想の夫婦像・夢を叶える秘訣から見えた生き方【「雪の花 ―ともに在りて―」インタビュー後編】

モデルプレス / 2025年1月2日 17時0分

「それこそ今回の現場はすごい緊張感でした。スタッフさんが黒澤組を経験した方々でもあるので、現場に入った時は今まで感じたことのないような空気感に包まれていましたし、リハーサルを入念に重ねたからこそ失敗もできない。フィルムの前で立ってお芝居をするプレッシャーもありました。でもそれと同時に、当時の黒澤組でお芝居をしていた大先輩たちもこの空気感の中でやっていたのかと思うと、ちょっとした高揚感も感じました。だから、たとえ不安なことでも、その中に自分が高揚するようなものや楽しいと思えるものを見つけられたら、思い切って飛び込むことができるんじゃないかな」

◆松坂桃李「僕は強い人間ではありません」

プレッシャーもポジティブな感情や自分の楽しみに変換することで、これまでも数多の現場で立ちはだかった壁を一つひとつ乗り越え、歩みを進めてきたのであろう。そんな松坂の姿からは、良策とも重なる内に秘めた芯の強さを感じさせるが、本人に強さの秘訣を聞いてみると意外な答えが返ってきた。

「僕は強い人間ではありません。強くありたいとは思いますけどね…全然強くないんです(笑)。でも人間だから挫けることは当然ありますし、最近は頑張って強くなる必要はないのかなと考えています。だからこそ周りの人がいると思うので、まずは肩の力を抜いて。自分が完璧でないと思えば、素直に周りに助けを求めることができるし、周りにも優しくできると思います」

◆松坂桃李が語る理想の夫婦像

松坂が一貫して伝えている周りの人の大切さ。劇中では、芳根京子演じる妻・千穂が、良策にとっても特に大きな支えになっている。

映画「居眠り磐音」(2019)以来の共演となる芳根について「撮影の3ヶ月ぐらい前から(太鼓を演奏するシーンのために)太鼓の練習をしていて、久しぶりに現場でお会いした時には腕にテーピングをぐるぐる巻いていました。現場では、空いている時間にマイバチで枕を叩いて練習していたみたいで、きっとすごく疲弊していたと思いますが、表に立った時にはその苦労を微塵も見せることはありません。その凛とした姿や肝の座り方は、千穂がどんなに裏で大変でも良策の前ではしなやかな笑顔で明るく振る舞ってくれる姿とリンクしていました」と役柄と重ね合わせながら印象を語った。

天然痘と闘い続ける良策と、彼を太陽のような明るさと包容力で支え続ける千穂――笠原家の夫婦関係について「1つの夫婦の在り方として素敵だなと思います。1歩下がってついてきてくれる奥ゆかしさがありながらも、ここぞというときはしっかりと引っ張ってくれる千穂の強さに、良策も惚れたのかなと思います」と話す松坂。

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