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「こんな無茶ぶりはない」―木村拓哉がフランス語での演技にあがいた日々 映画『グランメゾン・パリ』インタビュー

モデルプレス / 2024年12月26日 6時1分

― 3月にはパリで大規模なロケを実施。ロケの合間には「Restaurant KEI」(※2)の料理に舌鼓を打った。印象に残っている食べ物には、パリで食べた蕎麦も挙げた。

【木村】「当たり前じゃん」ってツッコまれそうですが、監修してくれた彼のお店「KEI」でいただいたコースはとんでもなかったです。うん、とんでもなかった。これ本当に考えたの!?って思うような、すごく豊かな経験でした。それと「円」というお店で食べた蕎麦がとても美味しかったです。今回、長期でパリに行かせていただいたこともあって、そろそろ蕎麦とか食べたくない?となって。知人から聞いたお店をふっと思い出してお邪魔させていただいたんですけど、パリでやってらっしゃるのをすごく納得させてくれるようなお店でした。

(※2)本作の料理監修を務めたのが「Restaurant KEI」の小林圭シェフ。実際に2020年にアジア人初となるフランスの三つ星を獲得した。異国の地のシェフが個人店で三つ星を獲ることは奇跡といっても過言ではない。今でもミシュランガイド・フランスでアジア人店舗の三つ星は「Restaurant KEI」1店舗のみ。

◆木村拓哉の「夢を叶える秘訣」

― 「望めば叶う」、今作の撮影で「1番の軸にもなった」と木村本人がいう言葉。挫折や国境の壁を乗り越え、仲間と共に世界最高峰の「三つ星」を手に入れることはできるのか、というストーリーにちなみ、夢を叶えるために必要だと思うことを聞くと、長く第一線で活躍し、どの現場でも“クルー”を大切にしてきた彼らしい答えが返ってきた。

【木村】えー……(長い沈黙)。幼稚でもいいですか。いまいろんなことがあって、いろんな手法もあって、だからこそかもしれないですけど、単純に「大丈夫」っていう3文字ですね。「大丈夫」というワードは、それを手渡しできる、もしくはパスをし合える誰かしらがいてくれれば、どんなにきついことがあったとしても、ものすごい支えになるし、力になるし、最悪の結果にならない。それを言ってくれる人の存在の大きさを痛感することもあるんじゃないかな。僕も「大丈夫」と言われて、力になった経験がたくさんあります。だから「大丈夫」って言えるときは言ってあげたい。それはSFを超えた能力で、誰でもスーパーマンになれるんだって思います。

――――― これまで様々な役を演じ、多くの人を虜にしてきた木村。尾花の料理に対するストイックさと彼の作品に対するそれはとても似ているように感じた。当たり前かもしれないが、フランス語で発せられるセリフには、スクリーンに字幕が入る。映画の肝となるシーン、字幕を追うだけではなく、木村含め全キャスト、全スタッフの想いが乗ったやり取りに刮目してほしい。 ―――――(modelpress編集部)

衣装:WACKO MARIA

◆木村拓哉(きむら・たくや)プロフィール

1972年11月13日生まれ、東京都出身。O型。STARTO ENTERTAINMENT所属。数多くの人気ドラマ、映画で活躍。代表作にドラマ「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」「HERO」「BG~身辺警護人」「グランメゾン東京」「教場」、映画「武士の一分」「無限の住人」「検察側の罪人」「マスカレード」シリーズなど。映画『グランメゾン・パリ』は12月30日(月)から全国公開。

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