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菊池日菜子・小野花梨・川床明日香出演「長崎―閃光の影で―」公開決定 被爆者救護にあたった看護学生描く

モデルプレス / 2025年1月17日 7時0分

◆被爆三世・松本准平監督×「TOMORROW 明日」手掛けた黒木和雄監督がタッグ

監督・共同脚本を務めるのは、自身も長崎出身の被爆三世である松本准平氏。いつか原爆を題材にした映画で戦争の愚かさについて描き、平和を訴えたいというかねてよりの願いが、長編6作目となる本作で実現した。松本監督は公開決定に際し「被爆した亡き祖父のこと、見守り育ててくれた多くの被爆者の方々に想いを馳せながら、この映画に取り組みました」とコメントを寄せた。

プロデュースを手掛けるのは、長崎原爆投下の前日を描いた黒木和雄監督の名作 『TOMORROW 明日』のプロデューサーでもある鍋島壽夫氏。『TOMORROW 明日』のその先へと続く原爆投下“後”の物語を今こそ語るべきである、という強い想いは、松本監督との出会いにより結実した。

「今も尚、終わることのないウクライナでの戦争、パレスチナ自治区ガザで起こる凄惨な戦闘状況と、世界では日々失われる多くの命がある。唯一の被爆国の責務として、戦争という『非人間的行為』に対する警鐘を鳴らし、被爆者の救護にあたった少女たちの生き様を語り継ぐためにも、本作を制作しなければならない。そして本作を世界に発信し、後世に残すことは『人間的行為』として私たち映画人に課せられた使命ではないのだろうか」。本作は、そんな信念のもとに誕生した。

原爆投下、そして終戦を経験した1945年、日本被団協がノーベル平和賞を受賞し世界へと核廃絶を訴えかけた2024年、そして戦後80年の節目を迎える2025年。戦争体験、被爆体験を語れる人が少なくなってきている今だからこそ、後世に語り継ぎたい物語となっている。(modelpress編集部)

◆菊池日菜子(田中スミ役)

どれだけ資料を読もうとも、どれだけ想像を膨らませようとも、当時に辿り着けない不安と闘う日々。これまでのお芝居で得た経験のどれにも、安心できる材料はありませんでした。そんな中で自分にできることは考え続けること。役者としてではなく一人の人間として在るべき時間を過ごすことができた、スミとしての記憶を丁寧に大切に抱えていたいです。松本監督をはじめ、映画『長崎-閃光の影で-』に関わる全ての方々への感謝と敬愛を込めて、これからを精一杯生きていきます。終戦から80年が経つ2025年の夏。私たちが生きた1945年の夏をぜひ劇場で観ていただきたいです。

◆小野花梨(大野アツ子役)

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