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【渡邊渚インタビュー】精神疾患で突きつけられた偏見、トラウマと向き合う治療の辛さ「1番嫌なところを永遠に何度も何度も」<Vol.1>

モデルプレス / 2025年2月6日 6時0分

渡邊:辛いですが、だんだん慣れて順化するというか、話すことに対しても嫌なものではなくなってくるし、話していくことで、自分の中の記憶も整理されて、あの時どんな気持ちだったのか理解が深まることで、もちろんその経験は嫌なことではありますが、語ることを避けるようにはならなくなっていきました。

― 少しずつ話せるようになっていったのですね。そういったトラウマと向き合わなければいけない治療を始めるのは、かなり勇気がいることだったのではないかと思いました。

渡邊:最初は嫌でした。だってもう確実に辛いと分かっているんですもん。時々今でも、精神科の主治医の先生に「もう全部忘れられる薬はないですか?全部記憶をリセットする、何にも考えなくて済むような薬とかはないですか?」と聞いて「うん、ないです」と言われてしまうんですけど…(笑)。嫌な記憶を反芻しなければいけないのは目に見えて辛いですし、お金もかかりますし。

― 「高額な治療費を払うなら絶対に良くならないといけない」という気持ちで続けられたとも書かれていましたよね。

渡邊:高いですし、予約も取りづらくて。ただ高いと思っている値段は、きっとカウンセラーさんたちからしたら当然な値段だと思うんです。国家資格を持っている方たちがやっているものですから当然妥当な金額なんですが、保険が効く範囲が限られているので、受ける側も大変だし、治療する側も大変だと思います。

Vol.2では「確実に辛いと分かっている」というほど苦しい持続エクスポージャー治療をなぜ始めることができたのか、入院中から更新しているSNSに寄せられる声とも向き合う彼女の強さの理由が見えてきた。(modelpress編集部)

◆渡邊渚(わたなべ・なぎさ)プロフィール

渡邊は1997年4月13日生まれ、慶應義塾大学を卒業後、2020年にフジテレビ入社。2023年7月より体調不良で入院するため休養することを発表、2024年8月31日に同局を退社した。同年10月1日にPTSDを患っていたことを公表している。

現在、Webサイトでのエッセイ執筆やモデル業、これまでの経験や知識を生かしたバレーボール関連のMC業など、アナウンサーという肩書きを離れて多様な働き方を実践している。

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