【渡邊渚インタビュー】誹謗中傷への本音「見えない人の暴力的な言葉に自分を左右されたくない」PTSDを乗り越えられた一言とは<Vol.2>
モデルプレス / 2025年2月6日 6時0分
◆渡邊渚が勇気をもらった一言
― 本作でも「光をくれた言葉たち」という章で周囲の方々から掛けてもらった言葉についてつづっています。その中でも特に勇気をもらえた一言はありますか?
渡邊:1個に絞るのは難しいですが「何があっても変わらない」と言われたのが1番大きかったかもしれないです。病気になってから、自分がどんどん変わっていくさまを私自身でもすごく分かっていたので、どんどん世界が敵に見えてしまったり、誰も信用できないみたいな気持ちになってしまったりして、どんどん嫌いな自分になっていく感覚でした。顔や症状でも元の自分ではなくなっていく、変わっていってしまうという苦しさがある中で「何があっても変わらないから」って1番嬉しい言葉でした。「変わらない」というのは、普段その文字面だけで見ると「成長しない」みたいな感じにも見えてしまいますが、そうではなくて何があっても変わらない関係性があるってすごくそれだけで救われるんだなと思いました。自分が変わったとしてもそれを受け止めてくれる人がいるんだという安心感が大きかったです。
◆渡邊渚「見えない人の暴力的な言葉に自分を左右されたくない」
― 休養中も積極的にSNSを更新されていましたが、病気と戦いながら情報を発信し続けた渡邊さんに勇気をもらう方も多いと思います。心ないコメントなどもあったかと思いますが、渡邊さんは発信される中で、どのようにそういった声と向き合ってきたのでしょうか?
渡邊:もちろん誹謗中傷やそういったコメントに全く傷つかないかと言われればそうではないし、今は追いついていないですが、病気の時は追える範囲で全部目を通していて「そういう意見もあるよな」と全てを受け入れていました。「そうだよね」「確かに」とも思いつつ、ある程度冷静になった時に「これは受け止めるべき事案なのか、そうではないのか」は明確にある、人を傷つけようとして書いているものと意見として書いているものは違うと感じて。だから、結果的にネットで悪いことを言われたとしても、自分の周りにいてくれる人、現実世界でいてくれる人に共感を得られていたり、好きだって言ってもらえたりするのであればそれでいいと思えるようになりました。見えない人の暴力的な言葉に自分を左右されたくないです。今もこうやって「どんなことがあったって別に何も変わらないよ」「あなた悪くないよ」と言ってくれる人がいるから仕事を続けられているし、その仕事も家族や身近な友人が「頑張っているね」「もっともっとこんなふうになってよ」と励みをくれるので、そのおかげでまだまだ元気で活動することができています。
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