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三菱の新型SUV「ASX」の予想価格は240万円から? 内装やサイズ、国内導入についても解説

MōTA / 2024年4月26日 18時30分

三菱 ASX(欧州仕様)

三菱自動車の欧州事業統括会社であるミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ(MME)は、2024年4月24日(水)、欧州向けのコンパクトSUV「ASX」の大幅改良モデルを発表しました。 スタイリッシュなデザイン、充実したコネクティッド機能、パワフルなパワーユニットなど、魅力的な進化を遂げた新型ASXは、国内販売も期待されています。 この記事では、新型ASXの国内販売を期待する理由や、新型ASXの外観、内装、パワーユニット、ボディサイズ、運転感覚・乗り心地、予想価格などを、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが解説していきます。

三菱 ASX(欧州仕様)

三菱 新型ASXの国内販売を期待する理由とは?

最近はSUVの人気が高く、国内で新車として販売されている小型/普通乗用車の30%以上をSUVが占めます。

この中でも特に人気の高いタイプが、全長を4,500mm未満に抑えたコンパクトSUVです。

販売ランキングを見ると、トヨタ ヤリスクロスとカローラクロス、ホンダ ヴェゼルなどのコンパクトSUVの人気が上位を占めています。

ホンダ 新型WR-V

また2024年3月末に発売が開始されたコンパクトSUVのホンダ 新型WR-Vは、2024年4月22日(月)までに1万3000台を受注したと公表されました。

コンパクトSUVが好調な理由とは

コンパクトSUVの販売が好調な理由は3つあります。

2023年に最も売れたコンパクトSUV「トヨタ ヤリスクロス」

コンパクトSUVが人気な理由

  • 外観がカッコいい
  • 取り回しやすいコンパクトなサイズ
  • 手頃な価格
  • 1つ目は外観のカッコよさです。フロントマスクに厚みを持たせ、サイズの大きなタイヤも装着されていて、存在感の強い車種が多いです。

    2つ目は取り回しやすいコンパクトなサイズです。コンパクトSUVであれば全長が4,500mm未満に収まって運転しやすく、初心者ドライバーにも扱いやすいという魅力があります。

    3つ目は価格です。1.2~1.5Lのノーマルガソリンエンジンを搭載するコンパクトSUVには、価格帯を180~250万円に抑えた車種が多くあります。ハイブリッドでも、価格の割安な買い得グレードであれば300万円前後に収まります。

    今のクルマの価格は、安全装備や運転支援機能の充実により、15年ほど前の1.2~1.4倍に達します。

    当時人気の高かったトヨタ RAV4やホンダ CR-Vの価格と、今のトヨタ カローラクロスやホンダ 新型WR-Vの価格が同じくらいということもあり、これらコンパクトSUVの売れ行きも堅調です。

    三菱が国内販売する唯一のコンパクトSUV「RVR」を2024年4月に廃止

    三菱 RVR

    しかし、そんなコンパクトSUVが人気な状況にもかかわらず、三菱はコンパクトSUVのRVRを2024年4月に廃止します。

    現行RVRは2010年に登場したコンパクトSUVで、全長が4,365mmのボディに直列4気筒1.8Lのガソリンエンジンを搭載しています。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2,670mmと全長の割に長く、大人4名で乗車をしても窮屈に感じません。

    RVRの価格はベーシックなグレード「M」が230万6700円、上級グレードの「G」でも247万600円です。動力性能に余裕のある1.8Lエンジンを搭載しながら、価格を250万円以下に抑えていました。

    そして2023年2月に改良が実施されています。しかしながら設計の古さもあって、同年の1か月平均登録台数は100台少々に留まるため、生産を終えるのです。

    三菱はコンパクトSUVが国内不在になる

    三菱 エクリプスクロス

    RVRを廃止すると、三菱のSUVで最も安価な車種とグレードは、全長4,545mmと少しボディの大きめなエクリプスクロスに1.5Lターボを搭載したMグレード・2WDの277万3100円です。

    また人気の三菱 アウトランダーはプラグインハイブリッドの4WDのみですから、価格帯は約500~630万円に達します。2024年2月に発売されたトライトンも、ピックアップトラックながら約500~540万円です。

    取り回しがしやすく、求めやすい価格のコンパクトSUVが三菱にはなくなるのです。

    三菱 パジェロ(2019年に生産終了)

    もともと三菱では、1982年に初代モデルを発売したパジェロの人気が高く、ブランドイメージもSUVが支えています。コンパクトで価格の割安なSUVが欠けるのは辛いところでしょう。

    ルノー キャプチャー

    そこで国内発売を期待したいのが、三菱の新型SUV「ASX」です。業務提携を結んでいるルノーが生産するOEM車であるキャプチャーの姉妹車に相当します。

    2024年4月、そんなASXの改良が欧州にて発表されました。

    三菱 新型ASXの外観

    三菱 新型ASXのフロントフェイス

    外観では主にフロントフェイスが刷新されました。

    ・三菱自動車のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」をより強調

    ・バンパー中央部をブラックアウト化

    ・立体的なサテンシルバーのグリルモチーフを組み込み、力強さと高級感を表現

    ・L字型とスリット状のLEDヘッドライトで洗練された印象に

    三菱 新型ASX

    くわえて、ダイヤモンドカット加工が施されたブラックの18インチアルミホイールを採用、スポーティーさが演出されています。

    三菱 新型ASXの内装

    三菱 新型ASXの内装(インパネ)

    三菱 新型ASXの内装(シート)

    新型ASXの内装では10.4インチのディスプレイオーディオ、安全性を高めるアラウンドビューモニターなどが採用されます。

    コネクティッド機能

    三菱 新型ASXのディスプレイオーディオ

    ・10.4インチスマートフォン連携ディスプレイオーディオ新搭載

    ・音声操作やGoogleマップ、Google Playストアなどが利用可能

    ・新アプリ「My Mitsubishi Motors」で駐車位置確認機能などが追加

    安全機能

    ・自動駐車支援機能「パークアシスト」を新搭載

    ・車両周囲確認を補助する「アラウンドビューモニター」を新搭載

    ・後退時交差車両検知警報システム「RCTA」など予防安全技術を充実

    三菱 新型ASXのパワーユニット

    新型ASXのパワーユニットには、ハイブリッドモデル(HEV)、マイルドハイブリッドモデル、ガソリンエンジンモデルの3つが設定されました(欧州仕様)。

    E-TECH FULL HYBRID(Eテック・フルハイブリッド)

    このハイブリッドには、ルノー独自の「E-TECH FULL HYBRID(Eテック・フルハイブリッド)」が採用されています。

    これは2つのモーターとドッグクラッチ(※)を備えた独自のシステムで、日本で販売されているルノー キャプチャーにも備わっているハイブリッドシステムです。

    以下はパワーユニット別の特徴です。

    ハイブリッドEV(HEV)モデル

    ・1.6Lガソリンエンジン + 駆動用モーター + 発電用モーター

    ・マルチモードオートマチックトランスミッション

    ・1.2kWh駆動用バッテリー

    ・新規搭載「Eセーブ」モード:バッテリー残量を温存しながら走行可能、EV走行や急坂でのアシストに備えて電池残量を確保

    マイルドハイブリッドモデル

    1.3L直噴ガソリンターボエンジン + 6速マニュアルトランスミッションまたは7速DCT

    ガソリンエンジンモデル

    1.0Lガソリンターボエンジン + 6速マニュアルトランスミッション

    (※)ドッグクラッチは、回転する2つのシャフトを噛み合わせることによって連結するクラッチの一種です。一般的なクラッチのようにプレート同士の摩擦を用いるのではなく、歯形の干渉によって連結されるため、滑りがなく確実な連結が可能です。一方で、衝撃による連結・断続が困難で、高速回転には向かないというデメリットもあります。

    三菱 新型ASXのボディサイズ

    三菱 新型ASXのサイドビュー

    新型ASXのボディサイズは、全長4,228mm、全幅1,797mm、全高1,573mm。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2,639mmです。

    基本的にベース車のルノー キャプチャーと同じです。純粋な国産SUVと比較すると、トヨタ ヤリスクロスよりも少し大きい程度です。

    車種名 全長 全幅 全高
    新型ASX

    4,228mm

    1,797mm

    1,573mm

    ヤリスクロス

    4,180-4,200mm

    1,765mm

    1,580-1,590mm

    三菱 新型ASXの運転感覚・乗り心地

    三菱 新型ASX

    新型ASXはルノー キャプチャーと同じクルマですから、運転感覚に特徴があります。

    ルノーのクルマは、ドライバーの着座位置を車体の中心に近づけて、一体感を伴った走りを楽しめます。ステアリング操作に対する反応も自然な印象で、ステアリングホイールの操舵角に応じて、車両が進行方向を正確に変えます。

    この上質な運転感覚は、アウトランダーに通じるところもあります。そのために新型ASXは、三菱のブランドイメージにも合っています。

    国内へ導入すれば、生産を終えたRVRだけでなく、発売から6年を経過したエクリプスクロスの人気も補えるでしょう。

    三菱 新型ASXの予想価格

    三菱 新型ASXの予想価格

    ガソリンエンジン仕様:240~280万円

    ハイブリッドエンジン仕様:290~330万円

    問題は価格です。Eテック・フルハイブリッドを搭載すれば、300万円を超える可能性も高いです。

    プレミアムコンパクトSUVとしては魅力的ですが、価格はエクリプスクロスのターボエンジン搭載車と同等か、それ以上です。

    これではコンパクトSUVのメリットを十分に発揮できないため、1.0Lや1.3Lのガソリンターボ、あるいは1.5Lの自然吸気エンジンを含めて、安価なパワーユニットを搭載する必要も生じるでしょう。

    新型ASXの日本販売時の価格を予想すると、安価なガソリンエンジン車(2WD)が240~280万円、ハイブリッドエンジン車(2WD)は290~330万円といった水準となるでしょう。RVRよりは高いですが、エクリプスクロスよりは安いです。

    特に今の三菱に用意されているハイブリッドエンジンは、高価なPHEVだけです。新型ASXのハイブリッドであれば、ノーマルエンジンに比べて40~50万円の上乗せで設定できるため、価格面でも新型ASXは選ばれやすいでしょう。

    現時点では国内の導入予定はない

    三菱 新型ASX

    三菱によると「新型ASXはルノー製のOEM車で、海外市場専用のため、国内に導入する予定はない」とのことですが、販売店では「RVRの後継になる、コンパクトで求めやすいSUVが欲しい」と述べています。

    新型ASXは日本のコンパクトSUVのニーズにも適した魅力的な車種ですから、ぜひ輸入して欲しい1台です。

    [筆者:渡辺 陽一郎/写真:三菱自動車、小林 岳夫、茂呂 幸正]

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