ジャガーの新たなる小型SUV「E-PACE」、日本仕様が正式発表!
MotorFan / 2018年3月13日 7時20分
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2月22日、「F-PACE(エフペイス)」よりもコンパクトなジャガーの新たな高級クロスオーバーSUV「E-PACE(イーペイス)」の日本導入を正式発表。同日より受注を開始した。
全長×全高×全幅=4,410×1,900×1,650mm、ホイールベース2,680mmの小柄なボディには、ジャガーのスポーツカー「F-TYPE(エフタイプ)」をモチーフに、ダイナミックなフロントグリルやヘッドランプ、ロングホイールベース&ショートオーバーハング、ドライバーにフォーカスしたコックピットを構築。
さらに、リヤウィンドウ上のスポイラーと一体化したダイナミックなルーフラインとサイドのプレスラインにより、クーペのような流麗さと、グラマラスながらも引き締まったスタイルを与えている。
また、動物のジャガーの親子をモチーフにしたグラフィックを、フロントウィンドウの隅と、ドアミラーから路面を照らすアプローチライトに採用しているほか、ジャガー柄のシートラベルやセンターコンソールフロアなど、E-PACE独自の遊び心のあるデザインも随所に配置した。
後席のレッグルームを最大892mmとして余裕を持たせ、5人が快適に座れる空間を備えた室内は、インテグラルリンク式リヤサスペンションの採用によって、最大幅1.3mのラゲッジルームは後席使用時で577L、後席格納時で1234Lもの容量を確保。センターコンソールには取り外し式のカップホルダーを備え、小型のタブレットや750mlのペットボトル4本をフラットに収納できるうえ、左右のフロントドアにも十分な深さのあるドアポケットを備えている。
10.2インチタッチスクリーンのインフォテインメントシステム「インコントロール・タッチ・プロ」には通信機能を新たに導入し、コネクティビティ機能を強化。スマートフォンのアプリを介して、車両から離れた場所でドアのロックや解除、エアコンの操作、走行履歴や車両状態を確認したり、緊急時にはスマートロードサイドアシスタンスやSOS緊急コールに繋ぐことが可能になった。
また、周囲の状況をモニターし、状況に応じて点灯/消灯、減光、ビームの距離を自動的に最適な配光を行う「マトリックスLEDヘッドライト」や、速度、ギアポジション、ナビゲーションの指示などの主要データをフロントガラス上にカラーで投影する第2世代の「ヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)」といったシステムもオプションで用意している。
日本仕様に設定されたエンジンは自社設計・生産の2.0ℓ直4直噴「インジニウム」で、ガソリンエンジンが249ps・350Nmおよび300ps・400Nmの2種類で、ディーゼルエンジンが180ps・430Nmの1種類。いずれにもジャガー初の9速ATを組み合わせた。
また、前輪と後輪のトルク配分を高度に制御するAWDシステムを全グレードに搭載し、足回りには強化されたマクファーソンストラット式フロントサスペンションと、F-PACEゆずりのインテグラルリンク式リヤサスペンションを採用。さらに、300ps仕様のガソリンエンジン搭載モデルには、よりコーナーリング性能の向上に主眼をおいたアクティブ・ドライブラインを標準装備している。
これは、通常走行時にはトルクを前輪50%・後輪50%に、安定した路面での巡航時には前輪に100%を割り当て、燃料消費を抑えるとともに、前輪がスリップするなどAWDが必要な条件では0.3秒以内に後輪へトルクを伝達し、グリップレベルに応じて後輪に最大100%まで配分、スムーズで安定した走行を可能にするもの。コーナーリング時にはリヤ外輪により多くのトルクを配分するトルクベクタリングでヨーレート(回転運動)を発生させ、後輪駆動のスポーツカーのような走りを実現する。
グレードは、2018年モデルのみの展開となる限定車「ファーストエディション」を含む全24種類。価格は4,510,000~7,640,000円。
「ファーストエディション」は、サテングレーダイヤモンドターンドフィニッシュの20インチスタイル6014アロイホイールや、フレームレッドツインニードルコントラストステッチを施したエボニーウィンザーレザーシート、「FIRST EDITION」ロゴ入りのメタルトレッドプレートなどを採用。
全体の印象を引き締めるブラックパックやパノラミックサンルーフ、HUDなどを標準装備し、エクステリアカラーは「ファーストエディション」専用のカルデラレッドをはじめ、サントリーニブラック、ユーロンホワイトの3色から選択できる。
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