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三菱製に非ず、ルノー・トゥインゴに搭載される3気筒RR用エンジン──H4D

MotorFan / 2018年7月29日 10時10分

三菱製に非ず、ルノー・トゥインゴに搭載される3気筒RR用エンジン──H4D

■H4D:SCe70 直列3気筒 排気量 999cc 内径×行程 72.2mm×81.3mm 圧縮比 10.5 最高出力 51kW/6000rpm 最大トルク 91Nm/2850rpm 給気方式 NA カム配置 DOHC ブロック材 アルミ合金 吸気弁/排気弁数 2/2 バルブ駆動方式 直接駆動 燃料噴射方式 PFI VVT/VVL In/×

 新型トゥインゴおよびダイムラーの新型smart用に開発された直列3気筒1.0ℓガソリン自然吸気ユニット。リヤのトランクスペース床下に搭載されることを前提に設計され、シリンダーは49度も傾けられている。ファントゥドライブを重視したTCe90と異なり、こちらは徹底して低エミッションに主眼が置かれ、小排気量ガソリンNAエンジンながらわずか2850rpmで最大トルク91Nmを発生する。

 生産はスペインのバリャドリード工場で行なわれ、トゥインゴとsmartフォーフォー用はスロベニアのノヴォメスト工場、smartフォーツー用はフランスのロレーヌ地方にあるダイムラーのハンバッハ工場へと送られる。当初は5速MTのみとの組み合わせだったが、2015年9月には6速DCTも用意され、世界戦略エンジンとしての役割を加速させている。

 なお、三菱自動車の3B2シリーズと関連づける記述が散見されるが本機とは無関係。ダイムラー(スマート)と三菱自動車との関係、そして近似するボア×ストロークから混同したものであろう。
 H4Dは、ルノー初の直噴ターボエンジンであるH5Ft(72.2×73.1mm)/3気筒化したH4Bt(72.2×73.1mm)から派生したもので、自然給気/ポート噴射化に伴いストロークを延長し(72.2×81.3mm)999ccの排気量を得ている。

リヤに49度も傾けられて搭載するSCe70と違って通常通りに直立してダチア・ロガンに搭載するユニットは、SCe75と呼ばれ、54kW/97Nmのスペックとなる。

■H4D:SCe75
シリンダー配列 直列3気筒
排気量999cc
内径×行程 72.2mm×81.3mm
圧縮比 10.5
最高出力 54kW
最大トルク 97Nm
給気方式 NA
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 直接駆動
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In/×


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