ストレス社会を乗り越えたいなら「マツダ・ロードスターRF」はいかが?
MotorFan / 2018年8月31日 11時25分
誰も彼もが効率ばかりを求めてくる現代社会。せめて移動時間くらい羽を伸ばしたいなら「ロードスターRF」はいかがだろうか? 2度の改良を経た最新型も良いけど、実はデビュー当時の初期ものがお手頃になっている。
一般的に通勤ルートは効率的なものがひとつあれば十分だ。しかし、ボクは3つのルートを使い分けている。
ひとつは電車で、これはボクの中で最悪の手段だ。残る二つはいずれもクルマで「東名高速」と「首都高速湾岸線」だ。とくに「首都高速湾岸線」は交通の流れがスムーズで、編集部から自宅まではイルミネーションが輝く東京タワーやレインボーブリッジ、羽田空港、横浜ベイブリッジと見所満載で運転し甲斐がある。
しかし、時間が掛かる。通常1時間のところ、このルートは帰宅に2時間を要する。となると、滅多に味わえない特別な雰囲気を纏ったクルマでなければならない。思い出せる車種を挙げると「レンジローバー」「レクサスLC」「シボレー・コルベット」「ホンダNSX」など、いずれも未知の体験を味わえるクルマばかりだ。だからこそ不思議でならない、なぜ「マツダ・ロードスターRF」でこのルートを走っているのだろう。
まず考えられるのがマツダというブランドだ。かつては国産車メーカーのひとつと思っていたが、2012年にデビューした「CX-5」を皮切りとした魂動デザインは、時の経過とともに熟成が進み、いまや欠かせないアイデンティティだ。
今回乗っている「ロードスターRF」も例に漏れず、魂動デザインを採用する。コンパクトなサイズながら躍動感に満ちた佇まいを見せ、その上でボディ後端に掛けての流麗なラインはとても美しく、電動開閉式の屋根を開けてもそのプロポーションが崩れることがない。シックなブラウンで彩られた内装も甘さ控えめで、ステアリングがしっくり手に馴染む感覚も心地良い。外から見ても、中から見ても、気分が高鳴る。そんな雰囲気が、きっとこのルートへ足を向けさせたのだろう。
帰路は非常におだやかだった。出足から力強い2.0ℓ4エンジンや小気味良い6速MT、さらに軽量なボディと突っ走るためのお膳立てがあるにもかかわらず、むしろ穏やかなペースで一つ一つの操作を正確にこなして踊るように走るのが心地よかった。どうにも重かったアタマのモヤモヤは次第にクリアになり、クルマから降りる頃にはスッキリ。清々しささえ感じるほど快調だった。
ワタシは1時間を無駄遣いした。とにかく効率を求めて、与えられた24時間にパンク寸前まで詰め込む現代社会では非常識なことかもしれない。しかし、一旦立ち止まって頭の中の絡まった紐をほどくことで、逆に前に進むこともあるはずだ。これまでボクのなかで「ロードスター」は生粋のスポーツカーだったが、好きなペースで適当に流すだけでも十分楽しめるし、なにより超高級車でしか味わえないと思っていた世界に浸れたことには驚きしかない。
最新技術を素早く商品展開するマツダは、いつでも旬のモデルがショールームを揃えていて、「欲しい」と思った人にいつでも旬の味わいを提供するという。「ロードスターRF」もデビューからすでに2回の商品改良が行なわれているが、最新の「ロードスターRF」が336万9600円~381万2400円なのに対して、2016年式はマツダの中古車検索で走行距離0.1万kmのものが300万円(本体価格)を下回る価格で出回っていることも見逃せない。「う~む、欲しい」
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「マツダ・デミオ」から全4問!
レスポンス / 2024年5月18日 12時0分
-
マツダ「新型ロードスター最強版」実車公開へ! “市販化”前提な国内初の「2L」仕様!? 新型「RS C」がスゴイ!
くるまのニュース / 2024年5月9日 16時10分
-
マツダの「2シータースポーツカー」何が魅力? めちゃ楽しいMT搭載&軽量オープンがスゴい! 登場35年も変わらない「楽しさ」とは
くるまのニュース / 2024年5月8日 6時40分
-
マツダEZ-6(イージー シックス)新車情報・購入ガイド 長安汽車の電動技術を使った合作電動車、初公開!
CORISM / 2024年5月1日 17時18分
-
マツダ新型「ロードスター”最強形態”」実車公開! まさかの「2.0リッターエンジン」搭載車! 爆速仕様&技術結集の「スピリットRS」登場
くるまのニュース / 2024年4月30日 21時10分
ランキング
-
1「ガラケーの使い方が分からない…」スマホ世代の新入社員が訪問先で“やらかした”大騒動
日刊SPA! / 2024年5月19日 15時54分
-
2ドライバー不足で修学旅行の貸切バス手配が突然キャンセルに 近畿日本ツーリストは謝罪「総動員して修学旅行の実施に努める」
ねとらぼ / 2024年5月17日 16時5分
-
3上川外相「うまずして」発言 SNSで「曲解」批判相次ぐ 専門家「状況を考慮する必要」
産経ニュース / 2024年5月19日 18時31分
-
4煮物だけじゃない!スーパーフード並みの栄養価「切り干し大根」の意外な食べ方
週刊女性PRIME / 2024年5月18日 8時0分
-
5「バヤリースオレンジの瓶、製造中止」SNSで拡散 アサヒ飲料「そのような事実はない」と否定
ねとらぼ / 2024年5月18日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください