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【いまこそ欲しい中古の名車】マツダ CX-7の直噴ターボエンジンが魅力的!

MotorFan / 2018年9月7日 11時25分

【いまこそ欲しい中古の名車】マツダ CX-7の直噴ターボエンジンが魅力的!

平成元年あたりからはじまったSUVブーム以降、脈々とSUVの新モデルが各メーカーから登場しています。そのなかでも直噴ターボエンジンをひっさげて登場した異色のSUVマツダ・CX-7に注目!CX-7はスポーツカーとSUVを融合させて「スポーツクロスオーバーSUV」というキャッチフレーズとともに2006年にデビュー。現在、実に魅力的な中古SUV車となっているといえるでしょう。

もはや世界的なSUVブームはブームという一過性のものではなく、これからの乗用車のスタンダードとして定着すると思われるほど多様化が進んでいますよね。SUVの名前が示すスポーツ・ユーティリティ・ビークルには元々ちゃんとした定義はあったはずなんですが、クロスカントリー系からクロスオーバー系などマルチに使われることによって、いまや「車高が高ければSUV」なんてのが一般的な見解ではないでしょうか?

そして自動車遍歴のなかでじつは日本はかなりのSUV大国なんですよね。平成元年あたりからはじまったSUVブーム以降、脈々とSUVの新モデルが各メーカーから登場しています。今回はそのなかでも直噴ターボエンジンをひっさげて登場したマツダ・CX-7に注目したいと思います。

■MAZDA・CX-7/マツダ・シーエックスセブン

※画像はすべて国内仕様・後期モデル




【グレード構成】
CX-7:ベーシックグレード
CX-7 Cruising package:充実装備のグレード

【エンジン構成】
2.3L DOHC直噴ターボエンジン(L3-VDT):238PS/5000rpm、35.7kg-m/2500rpm

【ボディサイズ(mm)】
全長4680×全幅1870×全高1645

【乗車定員】
5名

マツダはいつだって先見の明がありすぎるとの呼び声が高くて、隠れた名車が多く存在しています。こちらのCX-7もそんなクルマのひとつ。いままさにSUVブームが定番化してきて、次にくるのは高いスポーツ性能をもったモデルとの機運があります。そんな未来をいち早くキャッチしていたのかどうかはわかりませんが、CX-7はスポーツカーとSUVを融合させて「スポーツクロスオーバーSUV」というキャッチフレーズとともにデビューしています。

デビューは2006年12月19日なので、じつに12年ほど前になりますね。そのなにがすごいって、なんとエンジンに"直噴ターボ"を採用しているんです。いまでこそ各メーカーがこぞって直噴ターボを採用しまくっていますが、12年ほど前からSUVに搭載するなんて、先見の明がありすぎです。

また、いま欧州車を中心にクーペスタイルのSUVが増えていますが、CX-7はいちはやくSUVにクーペなデザインを取り入れているあたりも時代を先取りまくっていますね。

238馬力のパワーでまさに心ときめくドライビング体験!

※写真は国内仕様・前期モデル

マツダは2002年から現在まで『Zoom-Zoom(ズーム、ズーム)』というブランドコンセプトを掲げています。これは心ときめくドライビング体験を提供するというマツダの意気込みを表現しているんですね。ちなみに2013年からはZoom-Zoomに加えて『Be a driver.』というキャッチコピーでさらなるドライビングの楽しさを追求しています。マツダはいつだって走りの楽しいクルマ作りをしているんですね。

そんな折に登場したCX-7なので気合いが違います。この2.3L直噴ターボエンジンは通称『MZR 2.3L DISIターボエンジン』と呼ばれ、最高出力238馬力を発揮しています。馬力もさることながら直噴ターボを採用することで、扱いやすいフラットなトルク特性と抜群の加速力がなによりの魅力です。正直、速いです。近年ではダウンサイジングターボが主流なのでちょっと趣は異なるものの、このトルク特性を手に入れるために直噴ターボエンジンを採用する車種が増えています。これを12年前にSUVに持ち込んだマツダはさすがというわけなんです。

このパワー溢れるSUVを、いまなら中古車でリーズナブルに手に入れられるというのが今回の目玉ですね。

※写真は国内仕様・前期モデル

さらにトランスミッションには電子制御6速オートマチック(アクティブマチック)を採用しているので、スポーティな走行を楽しめるようになっていますよ。

前期と後期の違いをチェック!走りに差あり。

※写真は欧州仕様・後期モデル

【CX-7の年表】
2006年12月19日:CX-7・日本国内発売。
2009年9月20日:CX-7・マイナーチェンジ。
2011年12月:CX-7・日本国内向け生産終了。

CX-7の中古車を探すのはとてもシンプルな作業です。日本国内では(海外モデルは日本モデルと年表が異なる)2006年にデビューして2009年に1度マイナーチェンジしたのみ。グレード構成もベースグレードにプラスして『Cruising package(クルージングパッケージ)』という充実装備のグレードが用意されているのみで、あとはそれぞれの駆動方式を2WD(FF)か4WDから選ぶだけ。つまり4パターンしかないというわけですね。

ちなみに『Cruising package』の主な装備は下記になります。中古車市場ではクルージングパッケージのほうが若干多く出まわっている傾向にあります。それをふまえて前後期の違いをチェックしてみましょう。

【Cruising package(クルージングパッケージ)の主な装備】
・運転席助手席シートヒーター付き本革シート
・ピアノブラック調ATシフトパネル
・専用センターコンソールパネル
・運転席8Way電動パワーシート
・マツダレーダークルーズコントロールシステム
・マツダプリクラッシュセーフティシステム
・運転席シートメモリー機能(後期モデル)
・助手席パワーシート(後期モデル)
・センターフロアコンソールにやわらかい触感の素材(後期モデル)
・リアビークルモニタリングシステム(後期モデル)

前後期の違い・走行性能

※写真は欧州仕様・後期モデル

エンジン自体は同じタイプを使用していますが、後期モデルになると燃焼室形状や燃料噴射タイミングを改善して燃焼効率を向上させています。さらに、ターボの過給圧特性も最適化されており、さらなる応答性とスムーズさを手に入れているんですね。また、6速オートマチックのシフトパターンまでも最適化して燃費を2%ほど改善しています。ほかにも以下のポイントを改善して操縦安定性や乗り心地、静粛性などの走行性能をアップさせていますよ。

【後期モデルの改善ポイント】
・ドア開口部付近やリアホイールハウスまわりを補強(ねじり剛性5%向上)
・サスペンションやダンパーをチューニング
・足まわりやエンジンルームまわりに吸音材を追加

前後期の違い・エクステリア

【前期モデル・フロントまわり】
【後期モデル・フロントまわり】

後期モデルになって大きく変わったのはフロントバンパーのデザインです。全体的に空力特性や安全性を考慮した形状へと変わり、このころのマツダのアイデンティティといえる5角形のロアグリルを採用しつつフォグランプ周辺を縦に拡大しています。さらにそれぞれをメタル調パーツで縁取って高級感をプラスしているところもポイントです。このマイナーチェンジによるフェイスの変化はRX-8とも共通する部分ですね。また、18インチのアルミホイールはデザインをより立体的で質感の高いものに変わっています。

【前期モデル・リアまわり】
【後期モデル・リアまわり】

リアまわりはテールランプデザインなどに変更はなく、リアバンパーの形状のみが変わっています。それにともなってリフレクター部のデザインが大幅に変わっているので、後期モデルのほうがより立体感を演出していますね。

また前期モデルは9色展開でしたが、後期モデルでは4色展開となっています。

【前期モデル・カラーバリエーション】
・カッパーレッドマイカ
・オーロラブルーマイカ
・アイシーブルーメタリック
・クリスタルホワイトパールマイカ
・モイストシルバーメタリック
・プラチナムシルバーメタリック
・ラディアントエボニーマイカ
・ギャラクシーグレーマイカ
・ブリリアントブラック

【後期モデル・カラーバリエーション】
・ラディアントエボニーマイカ
・ギャラクシーグレーマイカ
・クリスタルホワイトパールマイカ
・ブリリアントブラック

前後期の違い・インテリア

【前期モデル・インパネまわり】
【後期モデル・インパネまわり】

パッと見は同じようなインパネにみえますが、実際は前後期で結構かわっています。大きく違うのはステアリングの形状で、後期モデルはメタル調の加飾などに加えて、テレスコピック機能を全車に標準装備しています。細かいところでいうと、センターパネルの左右に装飾パネルがついていたり、メーター類のデザインが変わっています。エアコンダイヤルなどのスイッチ類も微妙に変わっていますね。

そして前期モデルはナビがパネル一体型になっているのに対して、後期モデルは2DINを入れられるオーディオレスとなっています。つまり、後期モデルは中古車で購入しても最新のナビをインストールできるというわけですね。

マルチインフォメーションディスプレイ(MID)

また後期モデルでは、インパネの中央部あたりに「マルチインフォメーションディスプレイ(MID)」を全車に採用しており、燃費や走行可能距離、メンテナンス情報などが表示されるようになっています。サイドとバックカメラのモニターとしての役目も果たします。そのほかの快適装備や安全装備は以下のようになっています。

【後期モデル・快適装備/安全装備】
・オートライトシステム
・レインセンサーワイパー
・アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム
・エマージェンシーシグナルシステム
・リアビークルモニタリングシステム(クルージングパッケージのみ)
・SRSカーテン&フロント・サイドエアバッグ全車標準
・シングルナノ触媒

【前期モデル・シートまわり】
【後期モデル・シートまわり】

シートの形状自体にそれほど大きな変更はされていませんが、前期モデルにはあったクロコダイル柄のセンターストライプは後期モデルではなくなっています。また、後期モデルはドアトリムにやわらかい触感の素材が採用されていたりして上質感はアップさせていますよ。さらにクルージングパッケージは、センターフロアコンソールのフタ部分もその素材になっていたり、3名分の運転席シートメモリー機能や助手席パワーシートなども追加となっています。

※写真は北米仕様・後期モデル

後期モデルはセンターフロアコンソールに複数のトレイを追加したり、後席用のペットボトルホルダーなどを追加して室内の使い勝手を向上させているのもポイントですね。

マツダのガソリンターボは貴重!それをSUVで手に入れるチャンス

※写真は欧州仕様・後期モデル

現在マツダにはガソリンターボエンジンのクルマはラインアップされていません(日本国内・2018年8月現在/OEM車除く)。いまはスカイアクティブテクノロジーをもとに、ディーゼルターボエンジンに力を入れていますが、そもそもマツダはターボエンジンに定評のあるクルマが多いんです。かつてのファミリアGT-RやRX-7、マツダスピードアクセラなど、いまだに人気の高い名車が勢揃いです。CX-7もそんな名車のひとつといっても過言ではないでしょうか。

デビューから約12年、生産終了から約7年たっているクルマなので、なかなかタマ数が少なくなってきてしまっているので、手に入れるならいまがチャンスです。個性的なSUVをお探しのかたはぜひ。

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