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谷口信輝選手はレースでドリフトをどう活用しているのか?

MotorFan / 2018年9月7日 16時55分

谷口信輝選手はレースでドリフトをどう活用しているのか?

9月1日に筑波サーキットで開催された第29回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース。多くのレーシングドライバーや、腕自慢の自動車ジャーナリストが参加するなか、どうも近年、成績イマイチのレブスピードチームが最強の助っ人として起用したのが谷口信輝選手だ! 



16時にスタート、20時のチェッカーを目指す。今年のレースは雨が降ったり止んだり、さらにはゲリラ豪雨も……。毎周、路面状況がめぐるましく変わるため、グリップ感がつかみにくく、ペースを抑えて走るチームが多数。

そんな状況で、レブスピードチームの第1ドライバー(サーキット経験は豊富)も、最終コーナーで大回転! 他のチームは不運にもクラッシュ……。 (動画あり)

これでレースは赤旗中断。そして、1時間短縮された3時間耐久レースとして再開された。使用できるガソリン量に制限はあるものの、3時間となったため燃費戦略にだいぶ余裕ができた。

それにより、4番目に谷口選手が乗る際には、ガンガン回転を上げてハイペースで走れるようになったのだった。

スピン後、赤旗でピットに戻る周。ものすごい豪雨で前が見えない

第4ドライバーの谷口信輝選手にドライバーチェンジ。この後、雨足が強くなってきた


夜間、そして雨という悪条件。その中で、谷口選手がごぼう抜き。数ラップのうちに急速に順位を上げていく。なんと、20番手あたりから6番手くらいまで順位はアップ!他車が1分22秒〜25秒でラップしているところを、谷口選手だけ1分21秒台(ベスト1分21秒1)を叩き出す。
 
とはいえ、ステアリングスピードもゆっくり丁寧で、見ている人から「とても攻めてるように見えない」とわれる谷口選手。その特徴的な操作は、ウエットでも変わらない。

車載で注目したいのは、カウンターステアを当てる操作、その後に戻す操作が素早いということ。スライドを一瞬で収束させる処理で、外からはクルマがゆっくり動いているようにしか見えない!

というわけで、ちょっとレースでも、ドリフトテクニックを活かして速く走っている様子を紹介。まずは1コーナーから。

やはりまるで進入から勢いが違う。この映像からも、いかに滑りやすい路面だったか、そしてカウンターが当たってもロスが最小限なのがよくわかる。


しかし、谷口選手も思わず「アブナイ」と叫ぶ?場面も。(45秒付近)

本題である谷口選手のカウンターの話題に戻ろう。
今回のハイライトは、この高速80Rでの大カウンター。アマチュアならヒヤッとするどころかスピンしてしまうだろうが、谷口選手は素早くカウンターを当てて、戻しも速い!

最後に、谷口選手の1LAPをまるまるお見しよう。カウンターをはじめスライドコントロールのあらゆるテクニックが繰り出される1LAPとなっている。

とにかく、走りの引き出しが多い谷口選手。何があってもコース上に残れるのはもちろん、ミスなくコンスタントにタイムを出せる強いドライバーの条件が揃っている。

スポーツドライビングを趣味とするアマチュアでも、憧れの存在としてだけでなく、谷口選手のテクニックをひとつでも吸収したいものだ。



レブスピードチームを3位表彰台に導いた立役者!

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