レクサスLS500hとメルセデス・ベンツS560 4マチックロング。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席は?
MotorFan / 2018年10月13日 7時10分
贅を尽くした仕立てのインテリアや極上の乗り心地に関する話は高級車を語る上で避けて通れない。そこには、そのブランドの真髄が惜しげもなく表現されている。その一方で、話題に上らないのが荷室などの細かな数値だ。だからこそ、ここでは、あえて数値に着目してみよう。高級セダンの定番である「メルセデス・ベンツSクラス」と日本が誇る「レクサスLS」を比べてみると……。
![メルセデス・ベンツ S560 4マチックロング](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684163_201810021636190000001.jpeg)
1989年の初代モデルから通算して5代目となる「レクサス・LS」。同社の販売する「LC」と同じくGA-Lプラットフォームを採用することで、よりスポーティなプロポーションを獲得した。パワートレーンは先代の4.6L V8からダウンサイズし、3.5L V6ツインターボのほか、マルチステージハイブリッド(3.5L V6+モーター)を用意する。ちなみに、安全装備のLexus Safety System+Aには、自車線内の歩行者やガードレールなどを検知し、衝突の危険を察知すると自動でステアリング制御が入る機構「アクティブ操舵回避支援」が搭載された。
「メルセデス・ベンツ Sクラス」が登場したのは1972年。現行型は2013年に登場した6代目となる。1969年から4000件を超える事故分析で培ったノウハウを活かした先進安全装備が特徴のひとつであり、自動ブレーキはもちろん、万が一衝突が避けられない場合にはシートサイドが瞬時に膨張して乗員をドアから遠ざけたり、衝撃音の内耳への伝達を軽減させる音をスピーカーから瞬時に発生させるなど乗員を守るための機能が手厚い。路面をカメラで先読みし最適な減衰を可能にするマジックボディコントロールがもたらす快適性もポイント。
まずは、全体のサイズ比較から。
レクサスLS500h "エグゼクティブ"AWD 全長×全幅×全高:5235×1900×1460mm ホイールベース:3125mm ミラーtoミラー:2150mm
![クーペのようななだらかなルーフライン、他車と比べても顕著に低い全高に、スポーティ方向へと大胆に舵を切ったレクサスの覚悟が見え隠れする。それでも室内の狭さを感じさせないのは、シート位置の低さとロングホイールベースによる豊かな室内の前後長によるところが大きい。](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684166_201810021640110000001.jpeg)
レクサスLS500h "エグゼクティブ"AWD
全長×全幅×全高:5235×1900×1460mm
ホイールベース:3125mm
車重:2400kg
エンジン:V型6気筒DOHC
最高出力:299ps(220kW)/6600rpm
最大トルク:356Nm(36.3kgm)/5100rpm
トランスミッション:電気式無段階変速機
駆動方式:4WD
最小回転半径:6.0m
JC08モード燃費:14.4km/ℓ
車両本体価格:1680万円
メルセデス・ベンツ S560 4マチックロング 全長×全幅×全高:5285×1915×1495mm ホイールベース:3165mm ミラーtoミラー:2130mm
![17年8月に日本仕様のマイナーチェンジを発表。エクステリアは、よりモダンな印象に生まれ変わった。AMGスタイリングパッケージ装着車は全幅が1915mmまで拡大。車名の最後に「long」が付くグレードはホイールベースが3165mmとなり、ゆとりの室内空間を生み出している。](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684169_201810021647280000001.jpeg)
メルセデス・ベンツ S560 4マチックロング
全長×全幅×全高:5285×1915×1495mm
ホイールベース:3165mm
車重:2260kg
エンジン:V型8気筒DOHCツインターボ
最高出力:469ps(345kW)/5250-5500rpm
最大トルク:700Nm(71.4kgm)/2000-4000rpm
トランスミッション:9速AT
駆動方式:4WD
最小回転半径:5.8m
JC08モード燃費:9.0km/ℓ
車両本体価格:1681万円
ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。
レクサスLS500h "エグゼクティブ"AWD 室内長×室内幅×室内高:2080×1900×1460mm
![水平基調のラインで広がり感を強調したデザインに、日本の伝統美や先進のインターフェースを違和感なく融合。本木目の加飾など、高級感の表現も洗練されている。運転に集中できるよう、TFT液晶メーターはあえて単眼タイプとすることで視認性を高めた。](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684173_201810021653150000001.jpeg)
![後席シート高:560mm 後席のスペースは、膝〜前席間が約280mm、頭〜天井間が約50mmと、外観から想像する以上に広い。「EXECUTIVE」の場合は後席まわりの付属装備も至れり尽くせりで、レクサス流のおもてなしを堪能できる。](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684174_201810021656250000001.jpeg)
![前席シート高:520〜540mm 高品質なシート表皮やカラーをグレード別に豊富に設定。撮影車は28ウェイ調整式フロントシートを装備し、走行中の最適な運転姿勢を保つマルチサポートシステムも採用されている。](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684174_201810021656250000002.jpeg)
メルセデス・ベンツ S560 4マチックロング
![曲線で構成されたエレガントなデザインはそのままに、大型コックピットディスプレイやステアリングのタッチコントロールを採用。運転支援システムのインテリジェントドライブを直感的に操作できるインターフェースを実現している。](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684176_201810021659060000001.jpeg)
![前席シート高:520〜580mm 写真はブラックのナッパレザーシートで、前後席のシートヒーター、前席ベンチレーターは全車に標準装備される。撮影車はオプションのショーファーパッケージを備え、助手席側後席にはフットレスト付きエグゼクティブリヤシートを装備する。](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684177_201810021702430000001.jpeg)
![後席シート高:530mm 後席スペースは膝前が約310mm、頭上が約70mmと高台。内装色が黒ということもあり、全体的な雰囲気は「重厚感溢れる」といった印象だ。](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684177_201810021702430000002.jpeg)
レクサスLS500h "エグゼクティブ"AWD
![奥行き:860mm 最小幅:760mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684180_201810021703560000001.jpeg)
ハイブリッド車、ガソリン車ともに広い荷室を確保。容量をできるだけ稼ぐため、側面のトリムにも凹凸が設けられており、幅は最も広い位置で約1620mmある。9.5インチサイズのゴルフバッグも4個収納することが可能。
メルセデス・ベンツ S560 4マチックロング
![奥行き:810mm 最小幅:910mm](https://motor-fan.jp/images/articles/10005895/big_684183_201810021706140000001.jpeg)
荷室の側面から側面まで計測した最大側は約1390mm。ただし、途中にネットの間仕切りがあるため実質的な最大幅は約1050mmと意外に限定されている。床下には深さ230mmほどの収納も備わり、容量としては必要十分だ。
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