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トヨタの最新ディーゼル。最新鋭最先端だが、ひたすら耐久信頼性をねらうGD

MotorFan / 2018年10月14日 17時35分

トヨタの最新ディーゼル。最新鋭最先端だが、ひたすら耐久信頼性をねらうGD

■ 1GD-FTV シリンダー配列:直列4気筒 排気量 2754cc 内径×行程 92.0mm×103.6mm 圧縮比 15.6 最高出力 130kW/3400rpm 最大トルク 450Nm/1600-2400rpm 給気方式 ターボチャージャー カム配置 DOHC ブロック材 アルミ合金 吸気弁/排気弁数 2/2 バルブ駆動方式 ロッカーアーム 燃料噴射方式 DI VVT/VVL Ex/×

 トヨタとしては久々に国内市場に登場したディーゼルエンジン。世界各地で販売されるため、過酷な使用状況や粗悪な燃料も視野に入れたタフな作りとなっているが、最新技術は惜しみなく投入されている。

 インジェクターは噴射圧220MPaのソレノイド式で、先代に当たる1KDと比較するとスワール係数は2.0から1.8に減少。また、バランスシャフトの廃止、バルブ駆動はダイレクトからロッカーアーム式へ変更、ピストン、コンロッド、クランクシャフトの軽量化などにより、フリクションは28%も低減されているという。

 ターボチャージャーは1KD比で30%小型化。また、日本仕様のみピストン冠面にコーティングを施し、ピストンからの冷却損失を30%低減できる試みが施されている。2.4ℓの2GD型も登場した。

(※1GD-FTVの写真が間違っておりました。お詫びして修正させていただきます。10/15)


 ターボチャージャーも完全新設計で、1KD-FTV(3.0ℓディーゼル)と比較して30%ほど小型化されている。ピークパワーよりも、タービンの応答性を高めたことによる低速トルクと、その立ち上がりの良さを重視した設計だ。

2GD-FTV

■ 2GD-FTV
シリンダー配列:直列4気筒
排気量 2393 cc
内径×行程 92.0mm×90.0mm
圧縮比 15.6
最高出力 110 kW/3400rpm
最大トルク 400Nm/1600-2100rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL ×/×

 1GD-FTVのストローク縮小版。マツダのような低圧縮比を採っていないが、これは搭載車種が過酷な環境で使われることが多いため。高地や極地の低温環境でも十分な始動性と動力性能を発揮するための数字が15.6だという。

 空気流入はあえて流動を低めることで吸入抵抗を減らし、逆に流入量を高める方向。燃料混合が促進されにくい部分は、燃料の噴射プロセスをより緻密にすることで均質燃焼を図っている。

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