トヨタ・エスティマとホンダ・オデッセイ。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席は?
MotorFan / 2018年10月17日 6時40分
ミニバンの魅力で真っ先に挙げられるのが、室内空間の広さがもたらす利便性だ。しかし、実用性以外にも広い室内は乗員の快適性にも効いている。政治家や芸能人の移動手段として「アルファード」と「ヴェルファイア」が人気だが、価格は高め。そこで注目したいのが「トヨタ・エスティマ」と「ホンダ・オデッセイ」だ。実用性の高さと快適性に加えて、価格もリーズナブルと、総合力の高さが光る。
「トヨタ・エスティマ」が誕生したのは1990年。エンジンを横に75度寝かせることでフロアを平らにし、室内空間の拡大に成功した。現行型は2006年に登場した3代目であるが、16年にエクステリアデザインをはじめ大幅な改良が施された。7人乗りと8人乗りが用意されており、7人乗りの2列目はセパレートタイプが採用されており、一部グレードにはオットマンも備わる。パワートレーンは2.4L直4のほか、2.4L+モーターのハイブリッドを用意。安全装備はレーザーレーダーと単眼カメラで先行車や車線を認識するToyota Safety Senseが全車に標準装備される。
「ホンダ・オデッセイ」は1994年に初代が登場。1999年の2代目や、2003年の3代目、そして2008年の4代目までは低く構えたスポーティな佇まいが特徴だったが、13年に登場した5代目で一変。超低床プラットフォームの大幅刷新をはじめ、全高を高めたことで、ミニバンの王道スタイルへの路線変更が図られた。なお17年11月のマイナーチェンジでは2列目プレミアムクレードルシートのヘッドレストを大型化するとともに、足元に収納を設け、快適性と利便性の向上が図られた。パワートレーンは2.4L直4と2.0L+モーターのハイブリッドを展開。安全装備はHondaSENSINGを全車に搭載。先行するクルマだけでなく、対向車や歩行者も検知する。
まずは、全体のサイズ比較から。
エスティマ アエラス プレミアム-G(ハイブリッド) 全長×全幅×全高:4820×1810×1760mm ホイールベース:2950mm ミラーtoミラー:2120mm
エスティマ アエラス プレミアム-G(ハイブリッド)
全長×全幅×全高:4820×1810×1760mm
ホイールベース:2950mm
車重:1990kg
エンジン:直列4気筒DOHC
最高出力:150ps(110kW)/6000rpm
最大トルク:190Nm(19.4kgm)/4000rpm
トランスミッション:電気式無段階変速
駆動方式:4WD
最小回転半径:5.7m
JC08モード燃費:18.0km/ℓ
車両本体価格:492万8727円
オデッセイ ハイブリッド・EXパッケージ 全長×全幅×全高:4830×1820×1695mm ホイールベース:2900mm ミラーtoミラー:2150mm
オデッセイ ハイブリッド・EXパッケージ
全長×全幅×全高:4830×1820×1695mm
ホイールベース:2900mm
車重:1860kg
エンジン:直列4気筒DOHC
最高出力:145ps(107kW)/6200rpm
最大トルク:175Nm(17.8kgm)/4000rpm
トランスミッション:ー
駆動方式:FF
最小回転半径:5.4m
JC08モード燃費:25.4km/ℓ
車両本体価格:399万円
ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。
エスティマ アエラス プレミアム-G(ハイブリッド) 室内長×室内幅×室内高:3010×1580×1255mm
オデッセイ ハイブリッド・EXパッケージ 室内長×室内幅×室内高:2935×1625×1305mm
エスティマ アエラス プレミアム-G(ハイブリッド)
「アエラス プレミアム-G」は6対4分割可倒式の3列目シートに電動格納機能を標準装備。背もたれ裏側にはシート格納時にカーペットの役割を果たすトリムが備えられている。2列目を最前までスライドさせた時の最大奥行きは8人乗り仕様の方が広い。
オデッセイ ハイブリッド・EXパッケージ
3列目シートは中央部分の背もたれも独立して倒せる3分割機構を採用。シート全体をくるりと反転させて床下に格納する仕組みも採用されている。各部の荷室寸法はおおむねエスティマと近く、床の低さとそれに起因する天地高の高さが特徴と言える。
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