「三菱デリカ50年の歴史を振り返る」個性派ミニバンの変遷
MotorFan / 2018年12月1日 7時0分
三菱デリカ 50年の歴史を振り返る 日本のレジャーシーンには欠かせない三菱デリカが、今年で誕生から50周年を迎える。そんなデリカが歩んできた五世代の歴史を振り返ってみよう。
①初代・・・1968-1979
1968年にデビューしたトラックがデリカの始まり。翌69年にはワンボックスボディをもつライトバンとルートバンに加え、9 名乗車としたコーチを発売。このコーチが三代目まで続くキャブオーバーワゴンのルーツとなった。
②二代目・・・1979-1986
1979年にフルモデルチェンジされた二代目では、9 名乗車のワゴンは「スターワゴン」を名乗る。回転対座シートを用意するなど、より乗用車テイストを高めていく。4WD やディーゼルエンジンも初めて設定された。
③三代目・・・1986-1999
三代目はキープコンセプトながら4WDキャブオーバーワゴンのリーダーとしての地位を確立。その優れたオフロード性能はアウトドアレジャーの強い味方として根強い人気を集め、四代目登場後もしばらく併売された。
④四代目・・・1994-2007
四代目は「スペースギア」となりスタイルを一新。キャブオーバーからフロントエンジンとしたことでフルフラットフロアのキャビンを手に入れた。パジェロ譲りのオフロード性能は抜群で、唯一無二の存在感を示した。
⑤-五代目・・・2007
五代目では市場動向を反映しミニバンとクロカンのクロスオーバーSUV「D:5」となる。歴代が培ってきた走破性やタフさを引き継ぎ、ミニバンとしてもSUVとしても独自のポジションを築きロングセラーとなっている。
◆エポックメイキングモデル
1972年にデリカ75バンにポップアップルーフを装備した「キャンピングバン」を発売。オプションでキャンピングセットも用意するなど、時代を先取りする意欲的なモデルだった。
二代目では1982年に4WD車とディーゼルエンジンを設定。さらに84年には4WD車にディーゼルターボを搭載し、その後の“デリカ”のキャラクターを決定付けた。
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