ブリヂストン:JALの「A350」に航空機用ラジアルタイヤを供給
MotorFan / 2019年8月29日 6時50分
ブリヂストンは、日本航空(JAL)が2019年9月より順次就航するエアバス社の新型旅客機「A350」に航空機用ラジアルタイヤを供給する。
「A350」は、2013年6月に初飛行し、2014年に商業運航を開始したエアバス社の最新鋭の旅客機。JALは2019年9月1日より羽田-福岡路線で「A350」(A350-900型機)の国内初導入を予定している。また、JALの「A350」は、ボーイング社の「777」の後継機として国内線に順次導入され、その後国際線への導入が予定されている。ブリヂストンは、これら全ての機体に航空機用ラジアルタイヤを供給することで、JALが掲げる安全・安心な運航を足元から支えていく。
航空機用タイヤは、航空機の高荷重のもと高速度で離着陸を繰り返すという過酷な状況で使用されるため、高い耐久性が求められる。また飛行中における燃費向上のためには、タイヤの軽量化も求められる。「A350」向けのタイヤは、技術的に難しいとされている耐久性と軽量化を両立させたラジアル構造「RRR(トリプルアール:Revolutionarily Reinforced Radial)」を採用しており、機体の安全性及び低燃費性・経済性の向上に貢献する。
「RRR(トリプルアール:Revolutionarily Reinforced Radial)」には以下の特徴とメリットがある。
1. 低燃費・経済性の向上:高弾性・高強力繊維を用いたベルト構造を採用することで、タイヤの軽量化と耐摩耗性の向上を実現し、低燃費と環境負荷低減、タイヤ交換までの着陸回数増加による経済性の向上に貢献。
2. 高い安全性:耐久性能に優れたベルト構造の採用により、従来構造に比べより一層高い安全性を確保。
航空機用タイヤには、新品タイヤだけでなく、リトレッドタイヤも使用されており、航空機を構成する多くの部品の中で交換頻度が高い部品のひとつ。リトレッドタイヤとは、使用済みのタイヤのトレッド部分を取り除き、新たなゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤのこと。新品タイヤに比べて、環境面で下記の優位性がある。
1. 天然ゴムなど原材料の使用量が減少し、省資源となる
2. タイヤ生産におけるCO2排出量削減が可能となる
3. タイヤの寿命が延びるため、廃タイヤの削減にも寄与する
ブリヂストングループの航空機用タイヤソリューション事業は、新品タイヤ・リトレッドタイヤといった商品やサービスを組み合わせることにより、顧客の課題解決や事業に貢献することを目指している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
エアバスに偏らず機材調達、ボーイングとの関係変わらず=JAL社長
ロイター / 2024年4月24日 20時37分
-
ほぼ自動操縦な旅客機が「離陸だけ手動」なワケ 実は自動で可能? 実用化されない理由も納得!
乗りものニュース / 2024年4月12日 16時12分
-
JAL、SKYTRAX「5スター」に7年連続で認定
PR TIMES / 2024年4月10日 17時40分
-
旅客機、雷浴びてもなぜ大丈夫? JAL便は「2度被雷もちゃんと着陸」、裏には設計の妙が
乗りものニュース / 2024年4月4日 16時12分
-
「ANA次世代国内線フラッグシップ」の長すぎ胴体、世界的に見るとまだまだ? 「長さランキング」むしろデカいのは少数派に
乗りものニュース / 2024年3月28日 11時12分
ランキング
-
1ねんきん定期便の見込額に注意!年金から天引きされる4つのお金を知っておこう
オールアバウト / 2024年4月25日 21時20分
-
2「乗り心地が良くなってしまうなんて……」日本唯一「カーレーター」の座席が“改善” 惜しむ声続々!?
乗りものニュース / 2024年4月25日 18時12分
-
3お目当ては“ワケあり”商品……半額以下も! 購入客もナゼ? 安さの理由 物価高の家計助かる販売所へ『every.気になる!』
日テレNEWS NNN / 2024年4月25日 17時46分
-
4老けるスピード3倍も!老化を早める体の酸化って?予防のための7つの習慣
ハルメク365 / 2024年4月25日 16時0分
-
5「いつまでも結婚できない40代男性」の勘違い…高年収でも女性から選ばれない“深刻な原因”
日刊SPA! / 2024年4月25日 11時11分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください