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“テレビ的常識”の引力に抗う『こどもディレクター』 上出遼平氏が若き演出・流川Dに伝える「ビビってるんじゃねぇぞ」の精神

マイナビニュース / 2024年4月3日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

●テレビ東京が5年前にやるべきだった番組
ビデオカメラを渡された街の人が“こどもディレクター”となって、自分の親に「聞きたいけど聞けない」疑問を取材したVTRを紹介する中京テレビ・日本テレビ系ドキュメントバラエティ番組『こどもディレクター ~私にしか撮れない家族のハナシ~』(毎週水曜23:59~)が、きょう3日にスタートする。

テレビのスタッフでは絶対に撮ることのできない家族だけの空間を映し出す上、他人の話のはずなのに自分と重ね合わせてしまう不思議な感覚が味わえる番組。これまでの特番は、日本民間放送連盟賞でテレビエンターテインメント部門優秀賞を受賞するなど高い評価を得て、ついに全国ネットレギュラー化を果たした。

企画・演出は、『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』で「鈴子ママ」や「エキサイトスーパータナカ」などを担当し、特番の1回目では自ら“こどもディレクター”を経験した中京テレビの北山流川ディレクター。監修として、『ハイパーハードボイルドグルメリポート』などで知られる元テレビ東京の上出遼平氏が参加しているが、この2人にインタビューすると、番組制作の常識にとらわれない姿勢が見えてきた――。

○『ハイパーハードボイルドグルメリポート』のデジャブ

レギュラー化決定の報に、流川Dは「MCの斎藤工さんと上出さんとこのディレクター陣のチームでもっとやりたいと思っていたので、とてもうれしかったです」と喜ぶのと同時に、「これまでの特番時代も含めて、勇気を持ってご家族にカメラを向けてくださったこどもディレクターの皆様のおかげなので、改めて本当にありがとうございます」と感謝。「もちろんプレッシャーもありますが、何かのきっかけになるような番組になったらと思っているので、忙しくなってもどれだけ丁寧に向き合えるかというのを、日々考えています」と気を引き締める。

この流川Dの話す声の響きを聴いて、「最初の放送で、流川くんが自分のお母さんを取材しに行ったときのトーンが思い出されて、ちょっとウルッとしますね」という上出氏。「テレ東を辞めてから初めて関わった番組ですから、それがレギュラー化するというのは本当にうれしいです」と感慨を述べた上で、「本当にいい番組で、そんなにしっかりテレビを見てるわけじゃないんですけど、面白い番組の5本の指には絶対入っていると確信しています。今までこんな番組なかったですし、個人的なことを言えば、局のキャラクター的にテレビ東京が5年前にやるべきだった番組だと思います」と話す。

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