1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

Google、Chromeのプライベートブラウジングデータ削除に同意 - 和解案公開

マイナビニュース / 2024年4月3日 14時28分

画像提供:マイナビニュース

The Hacker Newsは4月2日(現地時間)、「Google to Delete Billions of Browsing Records in 'Incognito Mode' Privacy Lawsuit Settlement」において、Googleは「Chromeブラウザ上で同意なしにユーザーを追跡した」とされる集団訴訟を解決するため、ユーザーの閲覧に関連した数十億件のデータ記録削除に同意したと伝えた。この和解案は2024年7月30日(米国時間)に審査予定となっており、このとき連邦地方判事が判決を下す見込みとなっている。

○Google Chromeの集団訴訟

The Hacker Newsによると、この集団訴訟は2020年6月に提起された。Chromeなどのブラウザは「シークレットモード」および「プライベートモード」で動作しているにもかかわらずユーザーの行動を追跡しており、インターネット活動が非公開のままであると信じていたユーザーを欺いたとされる。

対するGoogleはシークレットモードを有効にしたときにユーザーに通知されるメッセージを指摘し、訴訟を取り下げさせようとした。このメッセージには「たとえシークレットモードであってもユーザーが訪問するWebサイト、雇用主や学校、インターネットサービスプロバイダーにはユーザーの活動が追跡される可能性がある」ことを通知するものであった。

この反論について、連邦地方判事は「Googleの申し立てはプライベートモードで閲覧中にデータをGoogleが収集することに同意したという考えに基づいている。しかし、Googleは明示的に伝えていないため、ユーザーがデータ収集に明示的に同意したと法的に認定できない」として退けている。

それから数カ月後の2023年12月下旬、Googleが和解案に同意したことが明らかになった。しかしながら、その和解条件は公開されておらず、収集されたデータがどのように扱われるのかわからないままであった。そして、2024年4月1日(米国時間)、裁判所に提出された文章「(PDF) Case 4:20-cv-03664-YGR Document 1096 Filed 04/01/24」からその和解条件が明らかになった。
○和解条件

The Hacker Newsによると、和解条件には次の内容が盛り込まれているとされる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください