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バイプレイヤーの泉 第128回 『光る君へ』ファーストサマーウイカ、“ニューノーマル”関西の姐さんに期待

マイナビニュース / 2024年4月7日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

幼少期から熱血ドラマオタクというエッセイスト、編集者の小林久乃が、テレビドラマでキラッと光る"脇役=バイプレイヤー"にフィーチャーしていく連載『バイプレイヤーの泉』。

第128回はタレントのファーストサマーウイカさんについて。彼女が大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合ほか)に出演するという一報が出回った時は、SNSが揺れたことを覚えている。しかも否定的な意見は見られず「おお……! 清少納言!!」という感嘆の声だった。それだけ世間に対してインパクト、周知のある人なのだろうと思う。私も大好きだ。どこに彼女の魅力があるのかを突いてみたい。
○清少納言のイメージと完全一致

まずはウイカさんが出演している『光る君へ』のあらすじを。

平安時代中期が物語の舞台の『光る君へ』。源氏物語の作者として知られる、のちの紫式部こと、藤原まひろ(吉高由里子)の生涯を追う。幼い頃の偶然の出会いから愛した藤原道長(柄本佑)の兄は、母親を殺害した人物。数奇な偶然を背負いながら、道長をあきらめることができないまひろ。道長には子どもも誕生、藤原家では後継争いが始まろうとしていた。

私も含めて、今年の大河ドラマに夢中になっている人が周囲に多い。女性であれば漫画や書籍で幾度となく触れている世界観の映像化……となると、やはり盛り上がりが違うのだろうか。もしくは恋愛ドラマの名士と言われる、脚本家・大石静氏の巧みなど。まひろの「いけない気持ちだと分かっているのに、どうしても止められない」という背徳感のある想いを抱く様子は、年代問わず乙女心を突き刺すものがある。

と、様々なことを連想させてくれる『光る君へ』。ウイカさんが演じているのは歌人・清原元輔の娘、ききょう役だ。将来はあの『枕草子』の作者・清少納言となる人でもある。それだけに今回の大河ドラマが発表されたときには「清少納言は誰が演じるのか」とキャスティングに注目が集まった。が、なかなかその名前が発表されず、ヤキモキするファンたち。

そこへ現れたのは、勝ち気で現代でいう陽キャのききょうだった。演じるご本人のパブリックイメージとの合致に、さらにファンの視聴欲は掻き立てられた。
○白肌、明るいヘアカラー、派手な衣装

関西人には「よくしゃべる」「よく聞くと意味があることを言っている」「キャラクターが強い」「情に熱い」といった勝手な想見がある。

さらに勝手なことを続けると、関西のご意見番としてシニア層の代表が上沼恵美子で、アラカンにはハイヒールモモコ。東京在住ではあるけれど、関西弁の押しの強さといえばアラフィフ層にアンミカ。アラフォー層にはいまひとつピンとくる対象がいないけれど、アラサー層にはファーストサマーウイカがぴったりとくる。

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