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Intelが発表した「Gaudi 3」と「Xeon 6」とは - Intel Vision 2024レポート

マイナビニュース / 2024年4月12日 0時3分

画像提供:マイナビニュース

米Intelは現地時間の4月9日、アリゾナ州フェニックスでIntel Vision 2024を開催し、ここでXeon 6とGaudi 3の発表を行った。基調講演の様子はこちらから視聴可能であるが、主な内容について紹介したい。

今回のIntel VisionはAIにフォーカスをあてた、と言うよりもほぼAI絡みの話に終始した。同社の"AI Everywhere"戦略はClient/Edge/Data Centerの全ての分野にAI向け製品を投入してゆく、というものであることは繰り返す必要は無い(Photo01)が、まずClient向けで言えばCore UltraことMeteor LakeがNPUを内蔵した形で提供開始されており、年内の出荷量は4000万台に達すると予定されている(Photo02)。これに続く製品としてLunar Lakeが予定されているのは既に報じた通りであるが、今回AI PerformanceがMeteor Lakeの3倍に向上、Platform全体では100TOPSを超えることが発表された(Photo03)。

続いてEdge及びData Centerである。ここに関してはコンポーネントは基本一緒であり、どれだけの規模を集積するかでEdgeかData Centerかが別れる事になる。勿論Inference専用はあまりData Centerで使われることは無いし、Training専用がEdgeに入るケースも珍しいから、その意味では差が無いわけでもない。

さてそのEdge向けと言えば、現在はIntelのXeonと言う事になるが、現在出荷中のEmerald Rapidsこと5th Gen Xeon Scalableに続く製品が、6th Gen Xeon Scalableとはならずに「Xeon 6」となる事が今回発表された(Photo04)。"Performance and Efficiency"から判るように、E-CoreのみのSierra Forestのみならず、P-CoreのGranite RapidsもやはりXeon 6となる。まだ具体的な性能とかは開示されたわけではないのだが、今回2つ指標が示された。一つは性能/消費電力比であり、「第2世代の」Xeon Scalableと比較すると同じ性能ならサーバー台数を1/3近くに減らすことが出来、消費電力で言えば1MWの節約になるというもの(Photo05)。もう一つはパラメータ700億個のLLMをローカルで実行した場合のLatencyを比較すると、同じ4bit Format(FP4の事だろうか?)であってもXeon 6は4th Gen Xeonの倍以上の性能になるというものだ(Photo06)。

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