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OpenAIが日本法人設立、社長には元AWSジャパンの長崎氏「いまだかつてない事例を」

マイナビニュース / 2024年4月16日 14時2分

画像提供:マイナビニュース

米OpenAIの日本法人である「OpenAI Japan合同会社」が設立され、日本での事業を開始した。代表執行役員社長には、約13年間にわたり、AWSジャパンの社長を務めた長崎忠雄氏が就任。4月15日に都内で行った記者会見で長崎社長は「OpenAIの一歩を、日本の地で踏み出す、記念すべき最初の日である。日本のさまざまな企業や産業を、良い方向に導くことができる。日本のお客さまとの対話を通じて、いまだかつて考えられないような事例を、数年かけて作っていきたい」と抱負を語った。

また、あわせて日本語に最適化したGPT-4 カスタムモデルの提供を開始することも発表した。日本語のテキストの翻訳と要約のパフォーマンス、コスト効率を向上させており、前モデルと比較して、最大3倍の高速化を実現しているという。
「東京への進出は自然な選択」- アルトマンCEO

OpenAIは、2015年にサンフランシスコで設立され、個人向け生成AIであるChat GPTのほか、中小企業向けのChatGPT Team、エンタープライズ企業向けのChatGPT Enterpriseを製品化。

生成AIモデルとして、GPT-4やGPT-4 Turbo、GPT-3.5、DALL-E、TTS、WHISPERを提供している。さらに、OpenAI APIを通じて、開発者はOpenAIのモデルを利用したアプリケーション開発などが可能になっている。

今回の東京へのオフィス開設は、サンフランシスコ、ロンドン、ダブリンに次いで4拠点目であり、アジアへの進出は初めてとなる。

OpenAI 最高執行責任者(COO)のブラッド・ライトキャップ氏は、「OpenAIにとって、日本は、もう1つのホームになる。日本における週間アクティブユーザーは200万人以上であり、日本への投資によって、生成AIのテクノロジーの可能性を広げることができる」と述べた。

また、ビデオメッセージを寄せたサム・アルトマンCEOは「日本の政府、企業、研究機関と、長期的なパートナーとなる最初のステップとなる。日本が技術とイノベーションのリーダーシップを発揮してきた経緯を考えれば、私たちの拠点として、東京への進出は自然な選択だった。日本にパートナーとして迎えてもらい、AIが前例のないイノベーションとポジティブな社会変革の触媒となる未来に向けて、出発できることに感謝する」と語った。

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