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Nothing Phone (2a)レビュー、廉価版でもNothingらしさは健在

マイナビニュース / 2024年4月17日 15時41分

ベンチマークスコアでは先に挙げたSnapdragon 7s Gen 2やSnapdragon 782Gを上回り、5万円クラスのスマートフォンとしては強力。電力効率に優れたSoCの採用と合わせて歴代最大となる5,000mAhのバッテリーを搭載しており、電池持ちも良好です。見た目でピンと来た人に限らず、手の届きやすい価格帯で快適に使える機種をお探しの方にもおすすめできます。

ソフトウェアは従来通り、Glyph Interface周りや独自デザインのウィジェット・アイコンパックなどを除けば素のAndroidに近いクリーンなソフトウェア構成となっています。

機能面での注目点はNothingのスマートフォンとして初めておサイフケータイに対応したことで、次世代以降は上位機種への拡大にも期待したいところです。

SIMはnanoSIM×2のデュアルSIM対応で、最近はミドルレンジ以上では減少傾向にあるので、物理SIMを2枚使いたいユーザーにとっては貴重な選択肢となるでしょう。一方で、通信事業者側の対応が進んできたことを考えるとそろそろeSIM対応を望む人も多そうです。

Phone (2)に近いカメラ性能、新機能「Ultra XDR」も追加

Nothing Phone (2a)のカメラの仕様は、メインの広角カメラが1/1.56型の50MPセンサーにF1.88のレンズ(光学式/電子式手ぶれ補正対応)、超広角カメラは1/2.76型の50MPセンサーにF2.2のレンズ(画角114°)、インカメラは1/2.74型の32MPセンサーにF2.2のレンズとなっています。

上位機種のPhone (2)と違い、搭載されているイメージセンサーが公表されていないのですが、Phone (2)のカメラの仕様が1/1.56型 50MP F1.88(広角)+1/2.76型 50MP F2.2(超広角114°)と見事に一致しているのを見ると、そう大きな性能差はないと思われます。

参考までに、デバイス情報を確認できるツールで調査した限りでは、メインの広角カメラがソニーのIMX890からサムスンのISOCELL GN9に変更され、超広角カメラはPhone (2)と同じISOCELL JN1、インカメラもPhone (2)と同じIMX615が使われているようです。

基本的には素直な写りで、ほどよく鮮やか。十分きれいに撮れる使いやすいスマートフォンカメラといえます。最大8枚の写真を合成処理するUltra XDRという新機能が追加されており、HDR撮影した写真をプリインストールされている「Google フォト」アプリで見るとPixel 8シリーズなどのUltra HDR写真と同等に扱われるようになっていました。

画質に不満はないものの、ちょっと困ったのが「シャッター音」。他のシステムサウンドと同様に特徴的な電子音が使われており、甲高い音色でよく響くため飲食店の店内などでは気をつかいます。発売後最初のアップデート(2024年4月のセキュリティパッチなどを含む回)で若干音量が絞られたようなので忘れず適用しておきましょう。
(細田頌翔)



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