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マイケル・ケンナが代官山で作品展、至高の白黒プリントに心を奪われた

マイナビニュース / 2024年4月17日 17時13分

暗室での作業を50年間変わらずやり続けていて、逆にデジタルカメラによる一連の作業は速すぎるので、自分には合わない。そうしたこだわりも同氏の作品の魅力につながるのだろう。

筆者は暗室作業の経験は体験会での1度きりで、撮影した露出がめちゃめちゃなフィルムを、ケンナ氏と同年齢のベテランの暗室マンの方に依頼し、何とか見られるものにプリントしてもらっていた。

そんな筆者からすると、ケンナ氏の「暗室で何時間作業していても苦にならない」という写真への姿勢は本当に頭が上がらないし、写真家以上の存在として感じる。

またプリントだけでなく、被写体を探すことへのエネルギーも並外れたもので、北海道の撮影では、事前に調査してもらった撮影スポットを巡るも、お勧めされた場所以外の意外なところ、ものに対して氏のアンテナが反応し、必要なら何時間でも撮影に集中するそうだ。

撮影場所探しを手伝った方は、「月と桜の木を撮れる場所を探していると相談され、日高地方にある競走馬を育成する牧場の中で見つけたのです。そこで夜中に撮影できる環境を整え、明け方までかけて月が動く様子を撮影していました」とある作品作りの際のエピソードを紹介してくれた。

ぜひ、記事に乗せた筆者の撮影した写真ではなく、会場でホンモノに触れてもらいたいと強く願う。

展覧会名:「JAPAN / A Love Story 100 P hotographs by Michael Kenna」
会期:4月17日~5月5日
会場:代官山ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-88
入場料:無料
主催:日本経済新聞社、FINANCIAL TIMES
企画:PETER FETTERMAN GALLERY
(金井唯)



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