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Salesforce、「Slack AI」をすべての有料プランで提供- 日本語を含む多言語に対応

マイナビニュース / 2024年4月19日 14時45分

画像提供:マイナビニュース

米Salesforceは4月18日(米国時間)、企業の会話データを活用し、仕事をスマートに進めて時間を節約する「Slack AI」が日本語を含む多言語に対応し、Slackのすべての有料プランにおいて提供開始することを発表した。
○Slack AIの概要

Slack AIには、「新しい『まとめ』」、「回答の検索」、「会話の要約」といった機能を搭載する。新しい「まとめ」機能は、ユーザーがフォローしたいチャンネルの要約を毎朝ダイジェストで配信する機能。

対象のチャンネルをまとめに追加することで、見逃した可能性のある会話のダイジェストを毎日受け取ることが可能。また、Slack上のユーザーアクティビティに基づいて、Slack AIがまとめに追加するべきチャンネルをリコメンドする。

回答の検索は、会話形式の質問に対してパーソナライズされたインテリジェントな回答を提供する機能。関連するSlack上の会話から直接引用された平易な言葉で、明確かつ簡潔な回答を得ること可能。また、必要に応じて引用元を検証し、深く掘り下げた回答を検索することもできるという。

会話の要約は、アクセス可能なチャンネルやスレッドから要点を抽出する機能。未読メッセージの把握や、過去7日間の会話の要約、あるいは任意の期間を設定して要約を作成できる。それぞれの要約には明確な情報源が示されているため、ユーザーは重要な部分をより深く掘り下げることも可能だという。

Slack AIによる成果を社内分析した結果、回答の検索や知識の抽出、アイデアの創出に役立てることで、1ユーザーあたり毎週平均97分の業務時間を短縮したという。一方で、SlackのWorkforce Labが実施した最新調査によると、経営幹部の94%が自社にAIを導入することが喫緊の優先事項だと述べているにも関わらず、職場でAIツールを試したことがあると回答したデスクワーカーは4人に1人にとどまったことが明らかになったという。

Slack AIの検索および要約機能は今後、アクセスできるコンテキストをさらに拡大させ、ファイル、Slackアプリ、canvas、クリップなどの新しいデータソースにも対応する予定だという。

また、Salesforce CRM向け対話型AIアシスタントであるEinstein Copilotと連携し、Slackはアシスタントの活用に適したプラットフォームとなるという。AIを活用したCRMのインサイトをSlackに直接取り込めるため、Salesforceのデータを簡単に活用できるとしている。

Slack AIは、すべてのSlack有料プランにおける有料のアドオンとして提供。プロプラン、ビジネスプラスプランにてユーザーあたり月額1200円。現在は英語、スペイン語、日本語で提供され、今後さらに多くの言語への対応を予定しているという。
(早川厚志)

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