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『花咲舞が黙ってない』原作者・池井戸潤氏がスタジオ訪問 “半沢直樹”登場シーンにエール

マイナビニュース / 2024年5月2日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

日本テレビ系ドラマ『花咲舞が黙ってない』(毎週土曜21:00~)の撮影スタジオにこのほど、原作者の池井戸潤氏が訪問した。

訪問したのは、舞(今田美桜)の叔父・花咲健(上川隆也)が営む「酒肴処・花さき」のセット。お酒好きな池井戸氏からのリクエストだ。この日出番があった今田、山本耕史、飯尾和樹という臨店班メンバーと上川とともに、ドラマの感想や今後の展開についてざっくばらんに語り合った。

「ようやくここに来られました! 僕ね、花さきのシーンが好きなんですよ」という池井戸氏。上川いわく、前のドラマの時からそう言っていたそうで、「どうしてなんですか? 先生の作品の中にはない要素なんですが」と興味津々。池井戸氏が花さきでの対談を希望したのは、お酒好きという理由だけではなかった。

花さきは、花咲舞と叔父の花咲健を中心に、お酒を飲みながらゆるやかな空気で物語が進む空間。「もともと花さきは原作には出てこないんですが、ここがあると銀行内のギスギスした感じがふっとほどけますし、登場人物のプライベートなところが立ち上がってくる。いいシーンだなぁといつも思って観ているんです」(池井戸氏)

そのコメントに対し、山本が「確かに箸休めではないですけど、ちょっと安心して、落ち着いて会話ができる場所ですよね」と反応。今田も「撮影も、すごくリラックスした雰囲気の中でやっています。お料理も毎回、本当に美味しいんです!」と答えると、飯尾は「こちらのお店、値段も安いですよね。たぶん家賃がかかってないですよね」とコメントして笑いを誘った。

ドラマの感想を求められた池井戸氏は「(舞が)風になってましたよ。新しい風になっていました。杏さんがずっとやってらっしゃった役を引き継ぐのはとても難しいと思うんですけど、完全に自分の役として昇華されていた。すごい迫力でした。『お言葉を返すようですが』という、あの言葉の後に何が来るかが、テレビ越しに見ていてもかなり怖いです(笑)」と絶賛。

今田は隣で笑顔になり、「ありがとうございます! 舞は演じていて、すごく疾走感と爽快感があります。グサッとくる瞬間とか言葉が出てくるんですが、クスッと笑えるようなところもあるんです。そこの緩急というかバランスが、演じていてとても楽しいなと思っています」と返した。

作家・池井戸潤の代表作といえば、『花咲舞』シリーズの他に『半沢直樹』シリーズも有名。銀行マン・半沢直樹が様々な汚職や事件に巻き込まれてながら対峙(たいじ)していく人気シリーズだが、今回のドラマの原作小説『花咲舞が黙ってない』には、中盤から半沢直樹が登場する。

それについて聞かれた今田は「原作を読んでいる方は特に楽しみにしているところだと思います。撮影はこれからなので、私たちも楽しみにしています。観てくださっているみなさんもぜひ、お楽しみに」と答え、池井戸は「撮影、頑張ってください!」とエールを送った。

【編集部MEMO】
今回、半沢直樹を演じる役者について、小田玲奈プロデューサーはマイナビニュースの取材に「やっぱり堺雅人さんのイメージが付いている役だから、このキャスティングは大変でした。池井戸先生に“この方が引き受けてくれました”とお伝えしたら、“本当に勇者だ!”と言ってましたね(笑)」と明かしながら、「きっと“こんな半沢直樹も見てみたい!”と思う方です。なので、期待を裏切らないと思います」と自信を見せている。

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