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舞台『千と千尋の神隠し』、ロンドンの反応は? 歓声・指笛で盛り上がり現地の声も「魔法のよう」

マイナビニュース / 2024年5月9日 4時0分

画像提供:マイナビニュース

舞台『千と千尋の神隠し』がイギリス・ロンドン ウェストエンドのロンドン・コロシアムにて本初日を迎えた。

同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈/上白石萌音/川栄李奈/福地桃子)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛け、2022年に世界初上演された。
○■舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン・コロシアムで歓声

日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝主催公演としても史上初の試みとなる今回のロンドン上演は、ウェストエンド最大級となる約2,300席の客席数の劇場、ロンドン・コロシアムにて4月30日にプレビュー上演を開始し、5月7日に本初日を迎えた。現在、千尋役の橋本環奈/上白石萌音、ハク役の醍醐虎汰朗、カオナシ役の山野光、リン/千尋の母役の妃海風、釜爺役の田口トモロヲ、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ/朴ロ美、兄役/千尋の父役の大澄賢也、父役の吉村直、青蛙役のおばたのお兄さんらが現地で公演を行なっている。

2月に行われた制作発表でも「これまでのロンドンで記録にないほどのセールス」と前評判の高かったという同作。現地では『千と千尋の神隠し』ラッピングの2階建てバスも運行された。開幕すると、冒頭では引っ越し先の風景に千尋が「ベー」と舌を出すと、映画を思い出させる演技に観客は嬉しそうな反応を示していたという。

神さま達が油屋を訪れる場面では、グランドサークル(客席内)に設置された提灯が点灯するなど、日本の劇場では見られない、ロンドン公演ならではの光景も。カオナシの登場には感嘆の声、ボイラー室での“ススワタリ”の様子には笑いが起こり、「おしらさま」「頭」も人気の様子。

また、床を這う黒いネトネト(タタリ虫)を千尋が踏み潰し、釜爺が「エンガチョ! 千! エンガチョ」と言ってエンガチョを切った後、2人が喜び合う場面では歓声が。ハクの名前を思い出す、大きなハク竜と千尋のシーンは、映画同様クライマックスの象徴的なシーンとなり、劇場中の観客が見入っていたという。カーテンコールになるとすぐスタンディングオベーションが起こり、割れんばかりの拍手と歓声、指笛で盛り上がった。

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