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「塩対応食堂」が東京・有楽町に期間限定オープン - 減塩メニューを無償提供

マイナビニュース / 2024年5月10日 18時43分

画像提供:マイナビニュース

「治療アプリ」を研究開発・製造販売する医療系スタートアップ「CureApp(キュア・アップ)」が、高血圧啓発イベント「塩対応食堂」を有楽町駅前広場で5月9日から11日まで開催中だ。

5月9日に行われたメディア向け取材会にはCureApp社⻑で医師の佐竹晃太氏が登壇。高血圧治療における生活習慣改善の重要性と正しい知識について理解を深めてもらうことを目的とする本イベントにかける思いを語った。
○■全国の医療機関で導入される「高血圧治療補助アプリ」を開発

日本人の三大死因である脳卒中や心臓病など、生命に関わる病気を引き起こす重大なリスクとなっている高血圧症。現在、高血圧症患者数は、潜在患者も含めて日本に4,300万人存在すると推定されており、このうち実際に治療を受けて血圧をしっかりと管理できている人は30%未満の1,200万人ともいわれているという。その原因のひとつとしては自身の高血圧症に自覚症状がないことが挙げられ、健康診断などで高血圧症を指摘されてもそのまま放置してしまう人も多いようだ。

本イベントを企画したCureApp社は、2014年に2名の医師により創業した医療系スタートアップ。治療効果が治験にて証明され医療現場で医師が患者に処方する「治療アプリ」を研究開発・製造販売する。スマホで動作する疾患治療用のソフトウェア医療機器として、禁煙治療領域と高血圧領域で世界初とされる「治療アプリ」の製造販売承認・保険適用を取得。昨年度の「日本スタートアップ大賞」では審査委員会特別賞を受賞している。

同社の社長で医師の佐竹氏は「当社は、お薬と同じように病院で使われる治療アプリ、スマホアプリによる治療法を開発・普及しているベンチャー企業です」と、自社の取り組みについて紹介した。

「生活習慣病のお薬は、一度飲み始めるとなかなかやめられず、お薬の量を減らしたくても、なかなか生活習慣の改善が難しいという患者さんも少なくありません。そこで当社ではアプリと医師のサポートを組み合わせた『血圧チャレンジプログラム』を提供しています」

保険診療で行われる「血圧チャレンジプログラム」は6ヶ月間のプログラム。医師が臨床試験を経て医療機器として認められた高血圧治療補助アプリを患者に“処方”し、使用のための処方コードを発行する。患者は自身のスマホにダウンロードしたアプリを通じ、自宅など診療の場以外でも生活習慣改善を継続できるサポートを受けられる。患者がアプリに入力した情報は医師側でも確認できるため、診療の効率化と質の向上が期待できるという。同社の高血圧治療補助アプリは2022年4月に製造販売承認取得。同年9月に保険適用され、すでに多くの高血圧患者に利用されているようだ。

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