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剣道部でいじめ自殺、監督がレッテル貼りして無視も「子どもたちのSOSを大人がキャッチできていない」

マイナビニュース / 2024年5月19日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’24』(毎週日曜24:55~)では、後を絶たないいじめの対応を取材した『いじめ、その時 大人は』(福岡放送制作)を、きょう19日に放送する。

2021年3月、福岡県宗像市にある東海大学付属福岡高校の2年生で、剣道部員だった侑大さん(当時17)が自ら命を絶った。学校が設置した第三者委員会は、剣道部の上級生たちが侑大さんに悪質なわいせつ行為をし、その様子をSNSで拡散するなど、10件の行為を「いじめ」と認定した。

侑大さんは入部から2か月後、母親とともに剣道部の監督の元を訪れ、いじめを受けていることを伝えていた。そのSOSに対し、監督は、学校に報告しなかっただけでなく、侑大さんに「生活態度の悪い部員」とレッテルを貼り無視するなどの不適切な指導で、自殺に影響を与えた可能性があると指摘されている。

昨年5月にも、福岡市の私立高校に通っていた2年生の女子生徒(当時16)が、自ら命を絶った。「無視されてつらかった」…遺書には、友人との関係に悩む言葉が残されていた。母親は学校に対し、いじめの有無について調べてほしいと求めたが、学校側は当初、詳しく調査しないまま「いじめはなかった」と判断し、母親にそう伝えた。「いじめとして認定したからといって、本人たちにとってほとんどいいことない。残された人たちにとって、ものすごく大きな悲しみが残るだけ」…調査しない理由として、そんな言葉も聞かされた母親。学校に対する不信感は増すばかりだった。

耳を澄まさなければ聞こえないSOSに、親は、学校は、行政は気づけているのか。そして、大人たちは子どもたちの命を守るために、どう行動すべきなのか。番組ではそのヒントを求めて、迅速にいじめの解決を図る取り組みを始めた大阪府寝屋川市へ向かった。教育委員会とは別に設けられた専門部署・監察課。そこで目にしたのは、いじめの通報が入ると、スピード感を持って動き出す職員たちの姿だった。

18年前、福岡県筑前町で中学生だった長男をいじめによる自殺で亡くした森美加さん。今なお笑顔の我が子の遺影の前で涙を流さなければならない親たちがいることに、胸を痛めている。「子どもたちのSOSを大人がキャッチできていない」…森さんも、そう感じていた。今、大人の覚悟が問われている。

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