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「悔しさと絶望で体が引き裂かれるよう」剣道部内でわいせつ行為などのいじめ 自殺した男子生徒の母が裁判で訴え

RKB毎日放送 / 2024年5月10日 16時57分

3年前、東海大学付属福岡高校の男子生徒が自殺したのはいじめが原因だったとして、母親が当時の剣道部の上級生を相手に損害賠償を求めている裁判で10日、初弁論が行われました。

自殺した侑大さんの母親は「悔しさと絶望で体が引き裂かれるような気持ちになる」と涙ながらに訴えました。

遺書を残して自殺した侑大さん

訴状などによりますと、2021年3月、福岡県宗像市の東海大福岡高校の当時2年生だった侑大さんは、剣道部内でのいじめや男性顧問への不満などを記した遺書を残して自殺しました。

侑大さんは上級生から粘着テープで畳に固定され強制的にわいせつな行為をされるなどのいじめを受けていて母親は、当時の上級生4人に対し損害賠償を求めています。

10日、福岡地裁で行われた初弁論で、侑大さんの母親は、「侑大の気持ちを想像すると苦しくてたまらず、悔しさと絶望で体が引き裂かれるような気持ちになる」と涙ながらに訴えました。

一方、被告側の4人は請求の棄却を求めています。

侑大さんの母親「このいじめ行為がなければまた違った高校生活があったのではないかと思います」

会見で侑大さんの母親は、「上級生たちがやった行為は社会的に許されないことだとわかってほしい」と語りました。

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