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自動運転による地域活性化に挑む - 鹿児島県・南さつま市、マクニカ、NTT西日本が包括連携協定を締結

マイナビニュース / 2024年5月27日 14時0分

画像提供:マイナビニュース

鹿児島県の南さつま市とマクニカ、西日本電信電話(NTT西日本) 鹿児島支店は、5月5日に、南さつま市における「自動運転による地域活性化に関する包括連携協定」を締結した。

少子高齢化による人手不足や2024年問題などにより、地域交通の維持や交通機関におけるドライバー不足などに関する社会課題が深刻化。その解決策として、自動運転などのモビリティ技術を活用した持続可能な公共交通・物流の実現が急務な状況となっている。

そこで、南さつま市とマクニカ、NTT西日本は、自動運転分野で包括的な連携と協力関係を築くことを目的に、南さつま市の地域課題解決に向けた自動運転社会実装に関すること、子どもたちが最新技術を体感する場の創出に関することなど、三項目について連携を図る協定を締結することとなった。

連携協定の締結式が行われた5月5日は、南さつま市で開催された「吹上浜砂の祭典」の最終日。締結式の会場となった、南さつま市総合保健福祉センターふれあいかせだの「いにしへホール」では当日、吹上浜砂の祭典の一環としてeスポーツイベントが開催されており、その合間の時間に締結式が実施された。

eスポーツイベントの途中ということもあって、締結式はまず、南さつま市 市長の本坊輝雄氏と、マクニカ イノベーション戦略事業本部 スマートシティ&モビリティ事業部 事業部長の可知剛氏、そしてNTT西日本 鹿児島支店 支店長の井原浩二氏による『グランツーリスモ7』のエキシビジョンマッチで幕を開けた。

激戦を終え、あらためて壇上にて締結式を実施。「280平方キロメートルと広大な南さつま市では、地域内交通の活発化が重要」という本坊市長は、「皆さまかから愛される自動運転の環境づくりに向かって努力していきたい」との決意を新たにした。

そして、「さまざまな社会課題の中でも、地域の大切な交通を担っていく、持続的なモデルをどうしていくかは大きなテーマ」というNTT西日本の井原氏。「この連携協定で課題解決の方法を確立し、南さつま市の皆さまのお役に立てると確信しております」と力強く宣言。そしてマクニカの可知氏は、「(南さつま市の)坊津は、鑑真やザビエルなど、古来からいろいろな技術がこの地を通って日本に広まっていった」と地理的背景を例に挙げ、「新しい自動運転の技術を子どもたちが見て、触れて、今度はその子どもたちがグローバル人材として、坊津から世界に羽ばたく。そのきっかけになれば」との展望を明かした。
○■南さつま市、マクニカ、NTT西日本が挑む自動運転による地域活性化

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