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Arm版の新Surfaceは市場に受け入れられるのか - 阿久津良和のWindows Weekly Report

マイナビニュース / 2024年5月26日 16時0分

画像提供:マイナビニュース

Microsoftが現地時間2024年5月20日に開催したイベントを鑑みると、「Copilot+PC」は同社におけるAI PCの表現方法だ。

Windows CopilotやRecallと呼ばれるインテリジェント検索、生成AIで画像加工を支援するCocreatorなどがWindows 11で利用可能になるものの、NPU(ニューラルネットワーク プロセッシングユニット)が欠かせない。

そのため新たな「Surface Pro 11th Edition」「Surface Laptop 13.8/15(インチ) 7th Edition」はいずれもIntel製CPUではなく、Qualcomm Snapdragon X Plus/Eliteと、NPUにQualcomm Hexagon with 45 TOPSを選択した。

Surface Pro 11th Editionは最大14時間のビデオ再生に耐えうるバッテリー容量と、90%のパフォーマンス(対Surface Pro 9比)、Surface Laptop 7th Editionも20/22時間のバッテリー容量と、86%のパフォーマンス(対Surface Laptop 5比)を備える。

筆者は2021年のSurface Pro Xを触れていないが、MicrosoftはMicrosoft SQ2ではなく、Snapdragon Xなら多くの利用者が満足する性能に達したと判断したのだろう。

個人的に興味を引かれるのはSurface Pro Flex Keyboardである。Surface ProキーボードはSurface Pro本体に取り付けなければ使用できないが、Surface Pro Flex Keyboardは切り離した状態でも使用できるという(仕様上はBluetoothに対応している)。利用場面に応じて着脱を選択できるのは便利そうだ。

とはいえ気になるのは価格だろう。Surface Pro 11th EditionのLCDディスプレイモデルは899.99ドル(日本マイクロソフトの直販価格は207,680円)から、有機ELディスプレイモデルは1,349.99ドル(同295,680円)から。

Surface Laptop 7th Editionは13.8インチモデルが899.99ドル(同207,680円)から、15インチモデルが1,169.99ドル(同268,180円)から。ここからメモリーやストレージ容量を増やすと価格が上昇する。

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